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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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日本ビクター株式会社は、ラジオなどの音声をゆっくり聞き取れる「きき楽」機能を搭載した3バンドラジオ「RA-BF3」と、CDラジカセ「RC-BF10」を9月1日に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はRA-BF3が21,000円前後、RC-BF10が23,000円前後の見込み。
きき楽機能とは、音声帯域の補正とダイナミックレンジ圧縮を行なう「はっきり機能」と、話し初めの速度を落とし、徐々に実際の速度に戻すことで、自然で聞き取りやすいスピードを実現する「ゆっくり機能」、聞き逃した言葉を約10秒遡って繰り返し聞ける「聞き直し機能」からなる補取補助システム。2002年12月発売のTV/FM/AMラジオ「RF-BF1」で初めて搭載した技術で、同社のテレビなどでも採用されている。 同技術はNHK放送技術研究所の技術協力で開発したもので、リアルタイム性と声の自然さを保ちながら、話速を変化できるのが特徴。無音部分も確保しているため、聞き取りやすく、語学の練習などにも適しているという。 これらの機能は独立したボタンでON/OFFの切り替えができ、すべての機能を同時に使うことができる。なお、きき楽動作中の音声はモノラルになる。
■ RA-BF3
RF-BF1の後継モデルにあたり、きき楽機能を含めて性能はRF-BF1と同じ。ただし、デザインが木目を基調としたものに変更されている。 RF-BF1との違いは、きき楽機能を実現する回路を1チップ化し、コストを抑えたこと。RF-BF1は36,750円と、単体ラジオとしては比較的高価だったが、RA-BF3の実売は21,000円前後で、約15,000円の低価格化を実現した。
FM/AMに加え、テレビの1~12chの受信に対応した3バンドラジオ。ユニバーサルデザインを採用しており、操作ボタンもシンプルで大型のものを搭載。ボタン説明にも大きくて見やすいフォントを採用しており、誰でも迷わず操作ができるとしている。
チューニングはアナログ方式で、バンドを切り替えるとダイヤルスケールも切り替わる機構を採用。チューニングの目安となるスライド式のボタンを搭載するほか、チューニングしている場所を示すパーツに突起がついており、目の不自由な人でも選局ができるという。
音声出力はイヤフォン、スピーカー共にモノラルで、10cm径のフルレンジユニットを1基搭載。アンプの最大出力は800mW。60分後に電源を切るオフタイマー機能も備えている。 電源はAC電源に加え、単2乾電池4本での駆動も可能。きき楽機能をOFFにすることで消費電力を減らし、電池を長持ちさせるモードも備えており、AMラジオの連続聴取時間は、通常で約36時間、長持ちモードで約100時間となっている。外形寸法は203×138×196.5mm(幅×奥行き×高さ)。乾電池を除いた重量は約1.6kg。
■ RA-BF10 きき楽機能を搭載したCDラジカセ。カラーリングはホワイト(W)とグレー(H)の2色を用意しており、ラジオだけでなく、CDやカセットテープの音声にもきき楽機能を適用することが可能。ミキシング機能も備えたマイク入力(モノラルミニジャック)も搭載しており、語学の学習やカラオケの練習にも使用できるという。
CDプレーヤー部はCD-R/RWの再生に対応。プログラム再生やリピート、ランダム、イントロ再生もサポート。カセットデッキ部は録再仕様で、ヘッドはノーマルテープ専用。CDシンクロ録音機能も備えている。 アンプ部の最大出力は2W×2ch。スピーカー部はステレオで、9cm径のフルレンジユニットを2基搭載している。入力端子はステレオミニとマイク端子を各1系統装備。電源はAC電源に加え、単1乾電池6本での駆動も可能。連続再生時間は、FM録音時が約20時間、CD再生時が約14時間。 外形寸法は420×250×178mm(幅×奥行き×高さ)。乾電池を除く重量は約3.4k。リモコンが付属する。
(2004年7月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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