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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社アイ・オー・データ機器は、Windows Media Video9の再生に対応したネットワークDVDプレーヤー「AVeL LinkPlayer(AVLP2/DVDG)」を9月中旬より発売する。価格は33,075円。
AVeL LinkPlayerは、Ethernetを装備したDVDプレーヤー。通常のDVDプレーヤーとして利用できるほか、ネットワーク上のパソコンに保存されている映像/音楽/写真データなどのデジタルコンテンツを、テレビなどに出力できる。 AVLP2/DVDGは、2003年11月に発売した「AVeL LinkPlayer(AVLP1/DVD)」の上位モデルと位置づけられており、従来モデルはしばらく併売した後、収束となる見込み。デコーダチップにSigma Designsの「EM8620L」を採用し、WMV9の再生に対応したのが最大の特徴。また、新たにIEEE 802.11b/gの無線LAN機能も内蔵するほか、USB 2.0ポートも装備、USB HDDなどを接続可能となった。
再生対応ディスクは、DVD-R/RW/+R/+RW、CD-R/RWなど。-VR形式のディスクには対応しない。対応映像フォーマットは、WMV9に加え、MPEG-2/MPEG-1/XviD。WMV9の解像度は720p(D4)までサポートする。なお、DivXについては「DivX Networksの認証を待っている」という。 オーディオは、WMA/MP3/MP2/AAC/AC3/PCM/OggVorbisに対応、JPEG/BMP/PNG/GIFの表示も可能となっている。 付属のソフト「AVeL LinkServer」をパソコンにインストールし、メディアファイルのディレクトリを指定するだけで、LinkPlayerから各ディレクトリにアクセスでき、メディアファイルをテレビなどに出力可能。基本操作は付属のリモコンから行なえる。
対応OSは、Windows 98 SE/Me/2000/XPと、Mac OS X v.10.3。Music/Video/Photoなどのジャンルごとにデータを振り分けて管理でき、複数のパソコンにインストールして、LinkPlayer上からそれぞれのパソコン上のファイルを利用することも可能。 また、同社製テレビキャプチャカード「GV-MVP/RZ」、「GV-MVP/RX」用録画ソフト「mAgicTV 4.2」と連動して、LinkPlayerからmAgicTV 4.2のEPGを利用して録画予約できる「AVeL Link Advanced Server 1.5」も同社ホームページで公開予定という。
USBホスト機能も搭載し、USB 2.0に対応。USB HDDなどUSBマスストレージのデバイスからのデータ読み込みにも対応する。また、同社製のNAS「LANDISK」にも対応予定。
映像出力は、DVI-I(HDCP非対応)、D4、S2映像、コンポジットを各1系統搭載。音声出力は光デジタル、同軸デジタル、アナログ音声を各1系統装備する。外形寸法は430×291×55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.5kg。 また、ビデオカメラを2台並べて撮影して、そのビデオファイルを横に結合して1,440×480ドットの擬似HDコンテンツを作成できるソフト「DigitalVideo3D V1.5HD」もバンドルされる。
細野昭雄 代表取締役社長は、「LinkPlayerの前モデルは12月の発売以来、順調な販売を記録した。この8カ月のユーザーの要望などを組み込んで、新モデルでのWMV HD対応などを実現できた。“家電の周辺メーカーを目指す”と言ってきたが、この分野で第2弾を出せたということはタイミング的にも良く、他社との競争上も優位な立場に立てると思う」と新LinkPlayerへの意気込みを語った。 また、今後の展開については「PC周辺ビジネスに加え、家電周辺ビジネスも強化していく。デジタル放送やハイビジョン録画なども検討し、PCをより家電に近づけることができるプレーヤーとして、LinkPlayerを核に関連製品を展開していきたい」という。
エンターテインメントユニットの豊田勝之 ゼネラルマネージャーは、AVeLブランドについて紹介、「AVeLブランドでは、PCとデジタル家電のシームレスな環境を目指した。ユーザーはデジタルデータをHDDに貯蔵しており、これを使いこなしたいという要求が高くなってきた。こうした要求に対して、便利になる製品をAVeLで展開していく」とし、モバイルや携帯、車載分野への展開も検討していると話す。 エンターテインメントユニットの寺前浩一 プロダクトリーダーは、新LinkPlayerについて、「WMVやUSB 2.0対応など、ユーザーのニーズが高いポイントを重点的に強化した」と解説した。 □アイ・オー・データ機器のホームページ (2004年8月19日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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