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ソニーは19日、東京・新木場の「STUDIO COAST」でフラットパネルテレビの発表会を開催。「QUALIA(クオリア)」ブランドの液晶テレビ2機種と、「ベガ HVXシリーズ」のプラズマテレビ3機種、液晶テレビ3機種の計8機種を発表した。 いずれのモデルも新開発の高画質回路「ベガエンジンHD」、PSXに採用されている高速インターフェイス「XMB(クロスメディアバー)」、同社のオーディオ機器に採用されているデジタルアンプ「S-Masterサウンドエンジン」を内蔵する。
この点について、ホームエレクトロニクスネットワークカンパニーの新村勉NCプレジデントは「ソニーという会社の総合力をフルに使い、ゲーム機やオーディオなど、様々な分野から最新の技術をテレビに取り入れた」と説明。
さらに、「昔はテレビが家庭の娯楽の中心だったが、昨今はテレビ離れが進んでいる。そこで、映像や操作性、音質のクオリティを追及することで、トータルクオリティを向上させた。今回のモデルは、テレビをエンターテイメントセンターという次世代のステージに移行させ、“リビングの王様”に復権できる製品だ」と自信を見せた。 また、今回のラインナップについてホームエレクトロニクスネットワークカンパニーの木暮誠テレビ事業本部長は「QUALIA 005をプレステージライン、ベガをマスモデルと位置付けた。QUALIAのクオリティやエッセンスをベガラインへ惜しみなく投入しており、どのモデルも機能に妥協は無い」と説明した。
■ QUALIAとベガの2本柱でシェア35%を目指す
ソニーマーケティング株式会社の鹿野清執行役員は、「アテネオリンピックの盛り上がりにも助けられ、フラットパネルテレビの売上は我が社を含め、どのメーカーも大変好調。オリンピック後の9月あたりは若干落ち込むかもしれないが、その後には年末商戦が控えている」とし、過去の推移から「2004年末のマーケットは過去最大規模になるだろう」と予測。
商戦を勝ち抜くために、「従来より早い段階から、今回の新モデルの説明などを販売店へ行ない、新機種の魅力をユーザーに正確に伝えたい」とし、CMなどのプロモーションも大規模に展開していく計画を明らかにした。
また、国内のフラットパネルテレビにおけるシェアについて「昨年は30%という目標を掲げ、実現したが、今年も同じというわけにはいかない。35%以上を目指していきたい」と発言。 さらに鹿野氏は、「そのためにも、ユーザーには実際にテレビを見て、触って、聞いてもらいたい。QUALIAは東京のソニービルと大阪のソニータワーのみで取り扱っていたが、今回のQUALIA 005については特約店という形で一般の店舗で広く販売し、ユーザーの目に触れる機会を増やしていきたい」と語った。
(2004年8月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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