モバイル放送にNHKが1日8時間程度の番組を提供 －モバイル放送が2億5,000万円を負担

　総務省は8日、日本放送協会(NHK)が申請していた「モバイル放送に対し番組を提供する業務」を認可したと発表した。NHKは10月中旬の放送開始より、1日計8時間程度、ニュース番組やスポーツ中継番組などを提供する。8日に行なわれた電波監理審議会において決定した。

　NHKの申請は、モバイル放送の映像チャンネルに1日8時間程度の番組を提供するというもの。通常の番組を元に、モバイル放送が編集して放送する。NHKが民間の放送企業に番組を提供するのは初めて。契約期間は10月から2005年9月30日までとなっている。

　なお非常災害時には、モバイル放送の特性に鑑み、要請に応じて提供時間を越えることも考えるという。

　モバイル放送によると、同社はNHKより1,000万円の放送権料を受け取り、2億4,000万円の費用を支払う。費用の内訳は主に「モバイル放送向けの編集作業費」としている。

□総務省のホームページ
http://www.soumu.go.jp/
□ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2004/040908_11.html
□NHKのホームページ
http://www.nhk.or.jp/
□モバイル放送のホームページ
http://www.mbco.co.jp/
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[AV Watch編集部/orimoto@impress.co.jp]

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