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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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松下電器産業株式会社は15日、販売店や報道関係者向けにデジタルAV機器の新製品内覧会「2004 秋冬 Panasonic Collection」を開催した。 薄型テレビシリーズ「VIERA」や、カジュアルシアター「TH-AE700」など、この秋発売される新製品が一同に展示された。
ホームシアター向けの液晶プロジェクタ「TH-AE700」は、旧モデル「TH-AE500」との比較を織り交ぜながら、シーンに連動して絞りを調整して、パネルに当てる光の量を変える「ダイナミックアイリス」などのAE700の特徴を紹介。 AE500では暗部で黒に緑がかかってしまうような箇所でも、AE700ではダイナミックアイリスにより黒の表現を大幅に改善。黒がしっかり表現できるようになったことで、AE700では暗部表現のチューンナップに注力できたという。
また、「TH-AE500/AE700」のカラーチューニングに協力した、カラーリストのDavid Bernstein氏も登場した。Bernstein氏は、「タイタニック」や「ムーラン・ルージュ」、「ヴィレッジ」などのテレシネ作業を手がけている。 Panasonicとのコラボレーションについて「非常にエキサイティングな取り組みだった。シアターでの仕事の経験を家庭向けの製品に届けることができた」とコメント。また、「AE500のクオリティ/バランスにも驚かされたが、AE700の“ダイナミックアイリス”によるコントラストの向上などの技術力には強く感銘を受けた」と新製品の印象を語った。 また、他色に影響を与えず、特定色を補正する「シネマカラーマネージメント」のデモも行なわれた。実際の映像のシーンから任意の8つのポイントのカラーをダイナミック補正する機能で、指定した色から、彩度/色相/明度/明るさなどを変更できる。 AE700ではレンズシフト機能も新たに追加した。これは本棚の上などに据え置きする「簡易常設」のニーズが増えているためという。また、光学2倍ズームレンズを搭載することで、100型(16:9)を約3m~6mで投写可能となり、「設置幅は業界最大」という。
ホームシアターのコーナーでは、9月に発表された世界最大の65V型PDP「TH-65DX300」やHDMI端子を搭載したDVDプレーヤー「DVD-S97」、デジタルAVアンプ「SA-XR70」、スピーカー「SB-PF800」などを組み合わせたシアターシステムなどもデモが行なわれていた。 また、HDMI搭載DVDプレーヤー「DVD-S97」と、AVデジタルアンプ「SA-XR70」などによるHDMIシアターシステムも紹介された。DVD-S97/SA-XR70ともにHDMI Ver.1.1に準拠しており、DVDオーディオの出力にフル対応し、ケーブル1本で映像と音声の転送が行なえるのが特徴。 また、SA-XR70は、世界初のHDMIのリピーターシステムを搭載している。単に映像信号を扱うだけでなく、映像/音声/制御情報の全てを取り扱い、SA-XR70にHDMIで入力された映像/音声信号は、受信LSIでビデオとオーディオに分岐し、オーディオはアンプで出力しながら、ビデオ信号はHDMIからテレビなどに出力する。 HDMI対応機器は2003年より各社が発売しているが、松下電器ではDVDオーディオのサポートを重視し、Silicon Imageらと協力。9月のHDMI Ver.1.1の策定を受けて、各機器への搭載を始めたという。
また、DIGAの新製品やデジタルカメラ「LUMIX」、ポータブルCDプレーヤーなども展示されていた。
□松下電器のホームページ (2004年9月15日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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