ソニー、VHS・HDD・DVD一体型の「スゴ録」 －アナログダブルチューナ搭載。ムーブに対応

RDR-VH80

11月1日発売 標準価格：オープンプライス 連絡先：お客様ご相談センター 　　　　　Tel.0570-00-3311 　　　　　Tel.03-5448-3311

　ソニーは、デジタルレコーダ「スゴ録」の新モデルとして、HDD・VHS・VHSの一体型レコーダ「RDR-VH80」を11月1日に発売する。価格はオープンプライスだが、店頭予想価格は95,000円前後の見込み。

　地上アナログチューナを2基、BSアナログチューナを1基搭載したレコーダ。120GBのHDDを搭載し、HDD/DVDとVHSへの異なる番組の同時録画が可能。ただしHDDとDVDへの同時録画はできないほか、BSアナログ放送の録画はHDD、またはDVDのみサポートしている。

　録画した番組は、HDD・DVD・VHSのメディア間で、それぞれ双方向ダビングが可能。HDDからDVDへのダビングは最大12倍速となっており、EPモードで録画した1時間番組を約5分でDVDにダビングできる。

　HDDからDVDへ、コピーワンスコンテンツのムーブが可能。CPRMに対応したDVD-RWに移動できる。また、VHSからDVD/HDDへのダビング時には、ダビング専用回路として「ダビングNR」や「ダビングTBC」が機能し、高画質なダビングが行なえるという。ただし、VHSデッキ部はS-VHSに対応していない。

　ほかにも、3次元Y/C分離回路やTBCを搭載。映像用に54MHz/10bit、音声用に192kHz/24bitのDACを内蔵。DVD再生時にはバーチャルサラウンド機能や、オーディオDRCも利用できる。

　DVD/HDDの録画モードは、FINE/SP/LP/EPの4モードに加え、32段階のマニュアルモードも用意。音声はドルビーデジタル2chで、FINEモード時にはリニアPCMが利用できる。HDD録画時には追いかけ再生が可能。DVD-RWのファイナライズ解除機能も備えている。

　録画予約はGコードをサポート。予約可能な番組数は、HDD/DVD部は32番組/年、VHS部は8番組/年。再生可能なディスクは、DVDビデオ、DVD-R、DVD±RW、ビデオCDに加え、CD-R/RWに記録したJPEG画像の表示も可能。

背面

　入出力端子は、HDD/DVD専用端子としてD2出力、S映像出力、アナログ音声出力、光デジタル音声出力を各1系統装備。VHS/HDD/DVD共用端子として、コンポジット入力とステレオ音声入力を各2系統、S映像出力を2系統、コンポジット出力とステレオ音声出力を各1系統用意する。

　外形寸法は430×374.5×100mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約7.4kg。消費電力は40W。他社製テレビも操作できる、液晶付きリモコンが付属する。

液晶付きリモコンが付属する

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200409/09-0915/
□製品情報
http://www.sony.jp/products/Consumer/dvdrecorder/products/rdr_vh80.html
□関連記事
【9月15日】ソニー、HDMI出力を搭載した「スゴ録」
－ムーブに対応。「おまかせ・まる録」機能も強化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040915/sony1.htm
【6月21日】シャープ、80GB HDD搭載HDD/DVD/VHSレコーダ
－DVDレコーダとVHSの一体型モデルも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040621/sharp3.htm

(2004年9月15日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.