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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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■ ヤマハは壁利用の1スピーカー/5.1ch再生ユニットを出品
ヤマハが参考展示した「フロントサウンドプロジェクター」は、フロントの1スピーカーで5.1ch再生を実現するスピーカーシステム。 フロントユニットでバーチャルマルチチャンネル再生を行なう機器は幾つか発売されているが、このフロントサウンドプロジェクターは、DSPを利用した位相制御などは行なわず、ユニットの方向制御により5.1chサラウンドを実現している。 120Wのアンプを内蔵。左右にウーファユニットを2基搭載するほか、小型のユニットを40個内蔵。これらの内蔵ユニットの方向制御を行ない、壁からの音反射を利用してマルチチャンネル再生を行なうというもの。 セットアップは大/中/小などのルームサイズや、横設置/斜め設置などの設置方法ごとにウィザードに従って行なう。また、テストトーン出力機能も装備しているので、各チャンネルごとに最適なセットアップを行なうことができるという。なお、YPAOなどの自動音場補正機能は備えていない。 入力端子は光デジタル×2、同軸デジタル×1とアナログ×2。年内の発売を予定しており、価格は15万円程度になる見込み。専用ラックや壁掛け用アクセサリなどの発売も検討しているという。 会場ではPDPの下部に設置し、DVD再生やマルチチャンネル収録の環境映像を用いたデモも行なわれ、人気を集めていた。縦方向の移動感は若干弱いが、マルチチャンネルらしい左右の広がりや移動感、自然な包囲感が体験できた。
■ デノンはフラッグシップ製品を参考展示 デノンはフラッグシップAVアンプ「AVC-X」や、フラッグシップDVDプレーヤー「DVD-X」、を出品した。ともに詳細なスペックは公開されていないが、ブース内の視聴室で大々的なデモを実施し、来場者の人気を集めていた。
「AVC-X」は、米国ではすでに発表されており価格は6,000ドル。新自動音場補正機能も装備している。展示機には「AVC-A1XV」との型番が記されており、製品化時期の近さが伺える。 「DVD-X」は、SACD/DVDオーディオにも対応したユニバーサルプレーヤーのフラッグシップモデル。2005年1~3月発売予定で40万円前後の見込み。ドライブ部には自社製メカを採用、マルチチャンネルオーディオ出力対応のHDMI端子も装備している。展示機には「DVD-A1XV」の型番が刻印されていた。
また、プリメインアンプのフラップシップ機「PMA-X(PMA-QSA1)」も参考出品されている。完全バランス回路構成やUHCシングルプッシュブル回路、50型高品位ボリュームの採用などで高音質化を図っているという。アンプ出力は50W×2ch(8Ω)/100W×2ch(4Ω)。
■ マランツは自動音場補正対応AVアンプを参考展示 マランツはAVアンプの新製品「PS8500」と「PS7500」を参考出品している。価格や発売時期は未定。PS7500は2003年12月発売の「PS7400」の後継機、PS8500は同社製AVアンプのフラッグシップモデルとなる。
ともに、同社のAVアンプとして初めて自動音場補正機能を搭載するほか、ビデオコンバージョン機能なども備えている。PS8500では大型トロイダルトランスなどの電源部の強化を施しているほか、DVI端子を装備している。 同社のフロントプロジェクタではHDMI採用機種もあるが、「カスタムインストーラなどからの意見では、HDMIのケーブルが抜けやすいことを理由にDVIを推す声もある。一方ケーブルの配線などはHDMIが有利なこともあり、どちらにするかは決めかねている」という。
■ ビクターはウッドコーンスピーカーを展示
ビクターのブースでは、ウッドコーンスピーカーの新モデルを参考展示している。2ウェイ3スピーカーのブックシェルフ型とトールボーイ型は発売済みの「SX-WD5」と同様の11cmウーファと2.5cmツィータを採用している。ブックシェルフ型は年内の発売を予定しており、横に倒すことでセンタースピーカーとしても利用できる。「当初オーディオ用として展開してきたが、シアターにも応用できることをアピールしたい」という。 また、14.5cm径のウーファユニットを採用したブックシェルフスピーカーも参考展示している。こちらは、大型化の技術デモ的な位置づけで、現在のところ製品化時期などは未定としている。
■ ケンウッドは高品位ミニコンポを出展
ケンウッドは、プリアンプ部までを完全デジタル化し、高音質化を図ったCD/MDミニコンポを参考展示している。同社が以前展開していた高品位ホームオーディオシリーズ「K's」のコンセプトを踏襲したという製品。2ウェイステレオスピーカーとのセットで、年内の発売を予定している。価格は「普通のミニコンポよりは高くなる」という。 プリアンプ部を完全デジタル化し、ボリュームコントロールや音色調整などをデジタル処理し、音質劣化を低減。パワー段はデジタルアンプではなく、高級アンプなどのノウハウを生かしたという差動三段方式となっている。 □日本オーディオ協会のホームページ (2004年9月22日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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