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三洋電機株式会社は29日、地上デジタル放送の携帯受信機向けサービスのに対応した携帯電話型試作機を開発したと発表した。なお、同試作機は10月5日から幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2004」に出展され、放送受信デモなどが行なわれる予定。 地上デジタルの1セグメント放送受信に対応した携帯電話型端末。同社は2003年8月に同様のコンセプトを持った試作機を発表しているが、今回発表されたものは「H.264/MPEG-4 AVC」フォーマットの動画再生をサポート。解像度QVGA(320×240ドット)/15fpsの動画を再生できる。 これは、3月24日に携帯端末向け放送の映像フォーマットがH.264に決定したのを受けたもの。従来の試作機はMPEG-4 Simple Profileの再生に対応していた。 また、新たにデータ放送の受信に対応。これにより、本放送で予定されている放送と通信を連携させたサービスを実現できるという。 筐体も新しいデザインを採用しており、スライドタイプからディスプレイが回転するフロントスタイルに変更。画面の表示方向を縦/横に切り替える機能も引き続き搭載しており、ボタン1つで切り替え可能。横方向では、2.4インチの液晶にフル画面表示が可能になっている。 さらに、本体にSDカードスロットを追加。SDカードに放送が録画できる。従来は内蔵した128MBのフラッシュメモリに録画していたが、さらに長時間の録画にも対応できる。なお、録画時の著作権保護については、規格に応じて順次対応していくという。 アンテナ部には、ダイバーシティ受信方式を引き続き採用。さらに、ダイレクトコンバージョン方式を採用した切手サイズの1セグメント受信モジュールも内蔵している。 試作機の外形寸法は50×28×102mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約150g。電源はリチウムイオン電池を使用し、約2時間のテレビ視聴が可能。携帯電話部はCDMA2000 1X EV-DO方式を採用。ディスプレイは2.4型の26万色TFT液晶。200万画素のCCDカメラも搭載している。
(2004年9月29日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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