富士通ゼネラル、ホームシアター向けのフルHD液晶プロジェクタ －AVM-IIや新調光システムを搭載。電動ズームやHDMIも装備

FPD International 2004で展示された「LPF-D711」

11月下旬発売 標準価格：241万5,000円 連絡先：映像情報事業部 国内販売推進部 　　　　　Tel.044-861-7651

　株式会社富士通ゼネラルは、ホームシアター向けのフルHDプロジェクタ「フルハイビジョン液晶プロジェクター(LPF-D711)」を11月下旬より発売する。価格は241万5,000円。

　プロジェクタ部の「LPF-D711」とマルチセレクター部の「LPF-QSD1」から構成される液晶プロジェクタ。プロジェクタ部とマルチセレクタの間はDVIケーブルで接続する。本体のデザインにはインテリアデザイナーの内田繁氏を起用。インテリアとの融合を意識したスタイルとしたという。

LPF-D711	LPF-QSD1

　プロジェクタ部は1.3インチ/1,920×1,080ドットの高温ポリシリコンパネルを採用。同社製PDPなどで採用されている高画質化チップ「AVM-II」を搭載し、映像の低ノイズ/高精細化を図ったほか、暗部の階調表現力を、最大千京(10¹⁹)色にまで高めたという。また、画素ごとに色味を認識し、補正する「ナチュラルカラーチューニング」システムも搭載している。

　レンズは光学1.26倍の電動ズームレンズ(F1.8～2.1)で、電動レンズシフトが可能。1フレームごとに照明光をコントロールする新開発の調光システムを採用し、シーンに最適な明るさを実現。「白はより輝き、黒は“漆黒”を再現する」という。コントラスト比は3,300:1。ランプ出力は250W。消費電力は350W。外形寸法は498×426×160mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約12kg。

　入出力端子はマルチセレクター部に装備。映像入力端子は、HDMIを1系統のほか、コンポーネントとアナログRGBを各2系統、S映像/コンポジット、DVI-Dを各1系統備えている。アナログ音声入力×6や光デジタル出力×2なども装備する。消費電力は17.5W。外形寸法は430×350×95mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約5kg。

□富士通ゼネラルのホームページ
http://www.fujitsugeneral.co.jp/jpn/
□ニュースリリース
http://www.fujitsugeneral.co.jp/jpn/news/2004/11/04-N06-18/index.html
□関連記事
【6月2日】富士通ゼネラル、PDP用ビデオプロセッサ「AVM-II」を新製品に搭載
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040602/fujitsu.htm
【10月20日】FPD International 2004開幕。フルHDパネルなどが多数出展
－フルHD液晶プロジェクタや、Samsungの薄型CRTなど
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041020/fpd.htm

(2004年11月12日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

Copyright (c) 2004 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.