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ボーズ株式会社は、独自の自動音場補正技術「ADAPTiQ(アダプトアイキュー)」を搭載した設備用のDVDプレーヤー搭載5.1chシステム「PRS-512」を11月20日に発売する。価格は525,000円。 地域のコミュニティセンターや、企業のAVルーム、マンションのパブリックスペース、図書館や博物館など、中小規模スペースでの利用を想定した業務用のシアターシステム。DVDプレーヤー、FM/AMチューナを搭載したメディアセンターと、アンプ/サブウーファ部のウェーブガイド・ベースモジュール、サテライトスピーカー5個で構成される。 最大の特徴は、室内の状況や、視聴位置に合わせて最適な音場を自動で補正する「ADAPTiQ」技術を採用したこと。ヘッドセットマイクとセットアップディスクを同梱しており、ディスクの指示に従って、指定された場所で測定を行なうだけで補正が完了する。なお、全ての信号をデジタル処理するため、元の信号を損なわずに補正ができるという。 主な仕様はコンシューマ向けモデルの「LS-35」などと同じだが、サテライトスピーカーを新開発。アルミ押し出し仕上げのキャビネットに、同社最小という50mm径のクリケットドライバを1chあたり2基搭載。専用金具で壁面や天上にも設置でき、斜め下方向にも音波を放射するよう指向性が制御がされている。サテライトスピーカーは防磁型で、外形寸法は85×100×122mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1台0.8kg。 メディアセンター部は、ドルビーデジタル、DTSに加え、モノラルやステレオのアナログソースも5.1ch化する独自の「BD(Bose Digital)デコーダ」も搭載。また、MP3ファイルを記録したCD-R/RWの再生もサポートする。 メディアセンターの外形寸法は400×290×95mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.7kg。音声と映像の入出力はメディアセンターに搭載しており、音声入力は、アナログ/デジタル(同軸/光)×4系統、音声出力はアナログ/デジタル(同軸/光)×1系統を装備。映像入力は、S映像、コンポジットを各1系統。映像出力は、S映像、コンポジットを1系統ずつ用意する。 ウーファ部は13cm口径のユニットを2基搭載。共鳴管の理論を応用したアコースティック・ウェーブガイド・テクノロジーを採用しており、能率を維持しながら超低音再生ができるという。さらに、6チャンネル分の低音信号を電子回路で位相整合させ、スピーカー間の位相干渉を減らす「ベースパワーサミング」や、どんな音量時でもバランスのとれた再生を可能にする「P.A.P.回路」、低音量時でも台詞を明瞭にする「D.R.C.回路」なども搭載。べースモジュールは非防磁型で、外形寸法は633×205×410mm(幅×奥行き×高さ)、重量は16kg。
□ボーズのホームページ
(2004年11月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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