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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、ノンフローティングメカニズム「VRDS-NEO」を搭載したSACDプレーヤー「X-03」と、ユニバーサルプレーヤー「UX-3」を2005年1月初旬に発売する。価格はX-03が682,500円、UX-3が735,000円。どちらもリモコンを同梱する。
いずれのモデルも、SACD/CDトランスポートのフラッグシップシステム「P-01」に採用されたノンフローティングメカニズム「VRDS-NEO」を搭載。それぞれSACDプレーヤー「X-01」、ユニバーサルプレーヤー「UX-1」の下位モデルとなっている。 VRDS-NEOメカニズムは、X-01とUX-1の基本構成をそのままに、ターンテーブルの素材やピックアップベース、ブリッジ部を変更。さらに、回転ムラのないコアレス方式のモーターや、ジュラルミン製のターンテーブル、ボールベアリングをペアで使用したスピンドル軸受け、アルミ削り出しトレーなどを採用。高速回転時の振動を抑制するという。
また、ハイエンドCDトランスポート「P-0」の思想を発展させ、ピックアップを移動させるスレッド送りをサーボ制御。レンズの移動で傾きを発生させたい構造のピックアップを採用し、ディスクのピットを常にピックアップの中心部で捉え、レンズの動きを最小限にとどめると同時に、最良の読み取り動作が行なえるという。 なお、スピンドル系とスレッド送り系の回路は、互いの高周波振動から分離された構造を採用。筐体全体では3分割構造を採用しており、センターにメカニズムを配置。振動による影響を徹底的に排除したという。なお、脚部は焼入鋼ピンポイントフットの3点支持。フロントパネルはアルミ材で、天板と側板は1.6mm厚のスチール・ボンネットを搭載している。
X-03の再生可能なディスクはSACD、CD、CD-R/RW。UX-3はDVDビデオ、DVDオーディオ、SACD、CD、CD-R/RW、ビデオCD、DVD-R/RWもサポートする。 出力端子として、X-03はIEEE 1394のマルチチャンネル出力と、アナログのRCA、XLR、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。UX-3は映像出力としてDVI-D(HDCP対応)、S映像、コンポジット、コンポーネント、D2を各1系統、音声出力はマルチチャンネル用のIEEE 1394と、アナログのRCA、XLR、光デジタル、同軸デジタルを各1系統用意。なお、両モデルともBNCのワードシンク入力も1系統備えている。 UX-3のビデオ回路には、ファロージャのDCDiを採用。ビデオ用DACは、アナログデバイセズの14bit/216MHz対応の「ADV7314」を採用。インタレースで8倍、プログレッシブで4倍のオーバーサンプリングを行ない、クオリティの高いD/A変換を実現したという。 音声のマルチチャンネル出力は、どちらのモデルもIEEE 1394のみとなっており、独自に開発した高音質IEEE 1394回路を使用し、良質なデジタル伝送を実現したという。アナログ出力は2chのみで、「UX-1」と同じオーディオ設計を採用。バーブラウンの24bitDAC「PCM1704」を採用し、DAC専用のトランスも用意。各チャンネルに2チップを割り当てた差動構成となっており、DAC基板内に水晶発振器を配置し、ジッタを抑えている。
両モデルの外形寸法、重量は共通で、それぞれ442×353×153mm(幅×奥行き×高さ)、23.5kgとなっている。
□ティアック エソテリックのホームページ
(2004年11月16日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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