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マランツ、プリメインアンプのミドルレンジモデル
-11S1の技術を継承。青く光るフロントパネルも採用


3月下旬発売

標準価格:157,500円

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 日本マランツ株式会社は、プリメインアンプのミドルレンジモデル「PM-15S1」を3月下旬に発売する。価格は157,500円。カラーリングはゴールドのみ。同社製のCDプレーヤーも操作できるリモコンが付属する。

 2004年7月に発売したプリメインアンプのフラッグシップモデル「PM-11S1」の技術を継承したというミドルレンジモデル。11S1同様、フロントデザインに「ニュープレミアムデザイン」を採用。ブルーのイルミネーションを装備しており、同クラスのSACDプレーヤー「SA-15S1」ともマッチするデザインとしている。

 定格出力は75W×2ch(8Ω時)、125W×2ch(4Ω時)。増幅部には、11S1に採用された新開発の「HDAM SA2」を搭載。SC-7S1に採用した高速電圧増幅モジュール「HDAM SA」を進化させたもので、信号ループの最短化、外来ノイズの影響の低減、実装面積の小型化などの利点があるという。同モジュールは回路の要所であるラインバッファやプリバッファ、パワーアンプなどの各部に設置されている。

 パワーアンプ部は、ボルテージアンプ(電圧増幅回路)とパワーバッファアンプ(電力増幅回路)の2アンプ構成を採用。スピーカーからの逆起電力の影響を低減したという。また、電源部/パワーブロック部の低インピーダンス化、OFCの極太電源配線材、内部レイアウトの見直しなどにより、瞬時電流供給能力を従来比2倍に高めた。

 プリ部は電流帰還型。ボリューム部には0.5dBステップで制御可能なリニアコントロールボリュームを採用。前述の通り、ライン入力端子にHDAM SA2を使ったディスクリート構成のラインバッファを搭載。信号ラインを低インピーダンス化し、従来モデルよりも10dB以上チャンネルセパレーションを改善したとしている。また、フォノイコライザーアンプにも電流帰還型を採用。MC/MM型の両方をサポートしている。

 電源部には、トロイダルタイプのポワートランスを採用。ほかにも、大容量・低箔倍率・低インピーダンスのケミカルコンデンサや、ショットキーバリアダイオードなどを採用している。シャーシはクロムフリー1.2mm厚鋼板、底板は3mm厚のダブルレイヤー構造を採用。アルミダイキャスト製のインシュレータも備えている。

 最大4台(8チャンネル)のPM-15S1を接続できる「F.C.B.S.(フローティングコントロールバスシステム)」を搭載し、各機のシンクコントロールに対応。バイアンプやマルチチャンネルシステムなどに対応できる。外形寸法は440×444×123mm(幅×奥行き×高さ)、重量は18kg。

□日本マランツのホームページ
http://www.marantz.jp/
□ニュースリリース
http://www.marantz.jp/he/news/press/pm15s1.shtml
□関連記事
【2004年6月25日】マランツ、フロントパネルが青く光るプリメインアンプ
-光るSACDプレーヤーも発表
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040625/marantz2.htm

(2005年1月5日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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