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ソニーは、DV方式では世界最小・最軽量となるビデオカメラ「ハンディカム DCR-PC55」を3月10日に発売する。カラーバリエーションとして、ブラックとシルバーの2色をラインナップ。価格はオープンプライスだが、市場推定価格は各色85,000円前後の見込み。 バッテリパック「NP-FA50」、ACアダプタ、ハンディカムステーション、USBケーブル、メモリースティックデュオ 16MB、メモリースティックデュオアダプタ、ワイヤレスリモコン「RMT-831」、リストストラップなどが付属する。
DCR-PC55の最大の特徴は、外形寸法約45×72×99mm(幅×奥行き×高さ)、重さ約290g(本体のみ、撮影時約360g)のコンパクトボディ。同社では「独自の小型化技術により主要デバイスを新規に開発することで、DV方式のビデオカメラとしては世界最小・最軽量を実現した」としている。また、バッテリも本体に内蔵できる薄型タイプ「NP-FA50」を採用する。
撮像素子は1/6型総画素数68万画素のCCD単板式で、有効画素数は動画34万画素、静止画34万画素。レンズには、カール ツァイス「バリオ・テッサー」を採用し、電源のオン/オフにあわせレンズカバーが自動的に開閉する「オートレンズカバー」も装備している。光学10倍ズーム(F1.7～2.2)で、35mm換算の焦点距離は44～440mm。 また、本体にメモリースティックデュオスロットを備え、静止画とMPEG-1動画の記録が可能。静止画の解像度は640×480ドット、MPEGムービーは320×240/160×112ドットの2種類から選択できる。なお、動画、静止画ともに撮像エリアを拡大する「高画質ワイド記録」には対応していない。 小型ボディながら、3型液晶モニター(123,200ドット)を採用するが、ビューファインダーは非搭載。液晶モニターは屋内撮影で見やすい透過型と、屋外撮影に向いている反射型の両方の特性を備えたハイブリッドタイプとなっている。さらにタッチパネル方式を採用しており、撮影時の設定やビデオ操作などが行なえるほか、液晶モニターの横には「液晶ヨコボタン」として、録画スタート/ストップ、逆光補正ボタンも設けられている。また、撮影の各種設定がすべてオートになる「シンプルボタン」も用意されており、初心者にも配慮されている。 置くだけで充電できる「ハンディカムステーション」も付属。ハンディカムステーションには、本体をセットすると、見やすい角度になるように傾斜が付いており、「テーブルの上に置いてみんなと一緒に見るときなどに便利」としている。また、写真を連続再生する「スライドショープラス」機能なども装備している。 ハンディカムステーションには、AV入出力、i.LINK、USB端子を装備。なお、USBビデオクラスに対応していない。本体にもAV入出力を備えており、オプションの専用ケーブルを使用することで、S映像入出力も行なえるが、ヘッドフォン端子や、マイク端子は搭載していない。 手ブレ補正は電子式の「アクティブイメージエリア方式」、最低被写体照度は11ルクス。連続撮影時間は付属のNP-FA50使用時で液晶画面バックライトOFF時 約1時間50分、液晶画面バックライトON時 1時間35分。
□ソニーのホームページ (2005年2月8日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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