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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ヤマハ株式会社は、エントリークラスのAVアンプシリーズのラインナップを一新。3モデルを3月下旬より順次発売する。 自動音場補正機能を搭載した上位モデル「DSP-AX757」と、ビデオコンバージョン機能を搭載した中位モデル「DSP-AX557」、エントリーモデル「DSP-AX457」が用意され、「DSP-AX757」が4月下旬から、「DSP-AX557/AX457」が3月下旬から発売される。価格はDSP-AX757が78,750円、DSP-AX557が66,150円、DSP-AX457が47,250円。
従来モデルからの変更点として、新たに1チップDSPの「New CinemaDSPエンジン」を搭載。ヤマハとTIが共同開発したAVアンプ用の32bit統合DSPチップとなっており、独自のサラウンドモード「シネマDSP」のほか、ドルビーデジタルやDTS、DTS 96/24、AAC、ドルビープロロジックIIなどのサラウンドフォーマットのデコードを1チップで実現している。 新たにドルビーデジタルやDTS、ドルビープロロジックIIなどのフォーマットを問わずに、シネマDSPを適用可能となったほか、従来は96kHzソースでシネマDSPを適用すると無音になっていたが、本シリーズではどんな信号でも自動判別してシネマDSPを適用可能となった。 また新チップの搭載により、夜間での視聴時にダイナミックレンジを圧縮し、音量を維持しながらも近隣への音の拡散を抑える独自の「ナイトリスニングモード」も強化。従来はドルビーデジタル音声でしか適用できなかったが、音声形式を問わずに利用可能となった。また、自動音場補正機能(DSP-AX757のみ)や、160msまでのリップシンク機能も内蔵している。 さらに、FM/AMチューナについても改善を図った。チューナの選局機能にはPLL発信器を用いてるが、PLLに起因する電流がシャーシに流れるとオーディオのグランド電位に影響を与え、音質劣化の一因となる。そのため、新たにFM/AMモード選択時以外はPLL発信器の動作を停止する機能を搭載した。
アンプ定格出力はAX757が100W×7ch、AX557が90W×6ch、AX457が85W×6ch。ローインピーダンス化によりスピーカー駆動力を高める「ハイカレントアンプ・テクノロジー」と、信号経路を高純度かつストレートに再構築する「デジタルマキシマムコンセプト」は従来モデルを踏襲。新たに、DAC用電源のセパレート化などで高音質化を図ったという。 3モデルの違いは、入出力端子やアンプ出力性能のほか、DSP-AX757では自動音場補正機能「New YPAO」を備えるほか、AX757/557でコンポジット/S映像/コンポーネント信号を相互に変換可能なビデオコンバージョン機能を装備。また、それぞれの製品で音作りのチューニングを変えている。 なお、同社では従来5.1ch/6.1chのマルチチャンネル利用を中心にカタログや店頭展開を図ってきたが、本シリーズから基本構成を2.1chとし、カタログなどで訴求していく。この方針について同社では「DVDコンポなどのフロントサラウンド製品が増えており、単体のAVアンプに敷居の高さを感じるユーザーも多くなっている。そのため、まずは単体アンプの音の良さを知ってもらうとともに、シネマDSPのサラウンド効果を活用してもらいたい」と説明している。 ■ DSP-AX757 シリーズの最上位モデルで、アンプ部定格出力は100W×7ch(6Ω)。電源ケミコンに上位モデルのDSP-AX2500と同じカーボンチューブを採用したほか、定電流駆動スピーカーリレーなどの採用により音質向上を図った。「透明感と制動感溢れる熟成のHiFiサウンド。ダンピングの効いた低域などを意識し、大人の音を目指した」(同社)としている。
音楽再生時に表示管やビデオ回路などの電源をOFFにし、音質向上を図る「ピュアダイレクト・モード」も装備する。New ナイトリスニングモードや、ヘッドフォンで5.1chサラウンド再生が行なえる「サイレントシネマ&バーチャルシネマDSP」も搭載。PHONO入力も備えている。 自動音場補正機能の「New YPAO」も搭載。測定項目は従来どおりで、スピーカーワイヤリング、スピーカーサイズ、チャンネル間レベル、スピーカー距離、周波数特性の5項目を、7バンド・パラメトリックイコライザ(PEQ)で自動調節する。また、コンポジット/S映像/コンポーネントの各信号の変換が可能なビデオコンバージョン機能も搭載。液晶付きの学習リモコンが付属する。
■ DSP-AX557 シリーズ中位モデルで、アンプ部定格出力は90W×6ch(6Ω)。New YPAOは搭載しないが、ビデオコンバージョン機能や、リップシンク機能を搭載。ナイトリスニングモード、サイレントシネマなども備えている。 音のチューニングに関しては「低域の豊かな量感を出し、スリムスピーカーに最適なスケール感あるサウンドを目指した」という。
■ DSP-AX457 エントリーモデルで、アンプ部定格出力は85W×6ch(6Ω)。ビデオコンバージョンやNew YPAOは装備しない。ナイトリスニングやサイレントシネマを搭載。音作りについては、「若々しさをイメージした、躍動感溢れるフレッシュサウンドを目指した」としている
□ヤマハのホームページ (2005年2月24日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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