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【11月30日】 【11月29日】 【11月28日】 |
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ユーリードシステムズ株式会社は、CM自動検出機能を搭載したDVDオーサリングソフト「DVD MovieWriter 4.0」を4月22日より発売する。価格は15,540円で、アップグレード版は7,329円。他メーカーソフトからの乗換版は10,290円。対応OSはWindows 2000/XP。 最大の特徴は新開発のCM自動検出機能を搭載したこと。一般的な音声のモノラル/ステレオを検出する方式ではなく、独自に開発したアルゴリズムにより検出精度を高めているという。 Ulead Systemsプロダクトマネジメント部 ウェン・チェン氏によれば、「約1カ月かけて800GBの日本のテレビ番組を集めて検証した結果、番組とCM間の独特のパターンを発見。それらのパターンを元に開発したアルゴリズムによりCM検出精度を高めた」という。検出するパターンについては、「音声信号の情報が基本となるが、それ以上は企業秘密なので答えられない(ユーリードシステムズ ピーター・リン社長)」とのこと。 CM検出は、[ビデオの複数カット]画面で、CM自動検出ボタンをクリックするだけで利用できる。自動検出にかかる時間は、PCのスペックによって左右されるが、Pentium 4 2.6GHz搭載PCの場合は、1時間番組で10分程度という。
レコーダなどで記録したVR形式のDVDディスクの編集も可能で、コピーワンス番組を記録したDVDディスクの編集もできる。ただし、コピーワンス番組を記録したディスクについては、HDDへの取り込みはできない。 初心者向けの使い勝手も向上させ、[DVD作成]などの機能ごとのウィザードを用意し、ウィザードに従って操作するだけでビデオ再生やDVD作成、データCD/DVD作成が行なえるなどインターフェイスを改良。さらに、デスクトップ上のアイコンにビデオファイルやデータをドラッグアンドドロップするだけで、DVD再生やDVD作成機能を呼び出せる「おまかせBOX」も新搭載した。
また、16:9へのワイド対応も強化し、4:3で撮影した映像を16:9に自然に引き伸ばせるほか、16:9でのメニュー作成機能も搭載している。さらに1クリックで、DVDの容量にあわせて最適な映像/音声設定に調節する「ぴったりフィット」機能も搭載。DVD±R DLにも対応(Dual Layer DVD-Rへは後日アップデートパッチの配布で対応)しており、8.5GB容量の2層ディスクでもぴったりフィットを活用できる。 2層DVDを1層DVDの4.7GB容量まで圧縮する「高速シュリンク機能」も搭載。2passエンコード機能も備えている。また、DVDビデオやDVD±VRディスクの作成に加え、24bit/192kHz音声のDVDオーディオディスクも作成できる。 従来モデル同様にDVカメラやテレビキャプチャカードなどのビデオ入力録画も可能となっている。DVDビデオやDVD±VRフォーマットの読み込み/書き出しに対応。DVDドライブは、DVD±R/RW、RAMや2層DVD±Rなど全記録型フォーマットをサポート予定で、Dual Layer DVD-Rについては製品出荷時には対応していないが、「1カ月以内にはアップデータを提供する予定」という。また、新たにOggVorbis音声の入出力もサポートした。
また、2層DVDを1層に圧縮する「Tweak and Fit 2.0」、ラベル印刷ソフト「Label@Once」、DVDプレーヤーソフト「DVD Player 2.0」、ライティングソフト「Burn.Now 2.0」などのツールもバンドルされる。 ピーター・リン社長は、「民生のHDD/DVDレコーダが売れているが、HDDに貯め続けてしまうと共有しなくなってしまう。われわれはDVDの楽しみ方、“コンテンツをDVD化する、ということは楽しいことを共有すること”、ということを訴えていきたい」と語り、今後もDVD関連ソフトウェアに注力していくことをアピールした。
発表会には女子サッカー日本代表で、日テレ・ベレーザー所属の澤穂希選手、荒川恵理子選手、川上直子選手と、日テレ・ベレーザーの松田監督が登場。松田監督は、試合やトレーニングの映像を撮影、編集/DVD化して、選手たちに指示を与えているとのことで、「以前はビデオでやっていたけれど、DVDだとすぐに頭出しできるし、何度も見てチェックできる。もちろん口頭でも指示するが、映像があれば選手の理解もいっそう深まる」という。 ただ、「悩みは編集に時間が取られること。本当は専門のスタッフがいればいいのだけれど……」と述べ、「几帳面なのでCMがうまく切れないと落ち着かないので、CMカット機能は魅力的。編集の時間を短縮できるかもしれない」とMovieWriter 4への期待を語った。 川上選手は、「移籍してきて間もないので、まだ監督が作ったDVDはまだみていない。日本代表でもDVDを活用して、フォーメーションなどのチェックをやっている。個人的には(タレントの)オセロのファンなので、特集DVDを作りたい」という。 荒川選手は、「(監督の作ったDVDは)いいと思います。センスが」と語り、「11歳から松田さん指導してもらっているので、その頃のビデオから自分だけのディスクを作って欲しい」と注文。自分で作るとしたら「自分がテレビに出たところで、“イケてたかな”、ってところをまとめて宝物にしたいですね」という。 澤選手は、「(DVDを使うことで)攻撃とか守備の、いい点/悪い点をちゃんと理解できる。言葉でいわれるのも必要だけれど、映像はわかりやすい」と語り、監督には、「ゴールシーンをまとめて欲しい」と要望した。 □ユーリードシステムズ株式会社 (2005年3月2日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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