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アルパイン株式会社は、カーオーディオの新モデルとして2DINサイズのCD/MDレシーバ3機種を4月上旬に、スピーカーやアンプなど12機種4月中旬より順次発売する。各モデルの仕様、型番、価格、発売時期は下表の通り。
■ MDA-W920JS
CD/MD/チューナを搭載した2DINサイズのヘッドユニット。パネルとイルミネーションの色が異なる3色のカラーバリエーションを用意。MD部はMDLPやNetMDをサポート。CD部は音楽CDに加え、CD-R/RWに収録したMP3/WMAファイルの再生にも対応。圧縮音楽で失われた倍音成分などを復元するという「Media Xpander」も備えている。 別売のiPod用インターフェイスアダプタ「KCA-420i」(10,500円)に対応しており、iPodの再生やコントロールが可能になる。また、曲名やアーティスト名をディスプレイに表示させることもできるが、対応するのは英数表示のみで、漢字などはサポートしていない。 アンプの出力は50W×4ch。音質面ではフロント/リアスピーカーからの音の到着タイミングを高精度に調整できるという「4ch TCR(タイムコレクション)」を搭載。さらに、 音を各周波数帯域ごとに分割し、より理想的なスピーカー駆動を実現するという「2WayX-OVER(クロスオーバー)」回路、低音を補う「Bass Focus」なども備えている。 さらに、専用のWebサイト上に、車種ごとの音響セッティングデータ(推奨参考値)をアップロード。その数値をユーザーがマニュアル入力することで、車内の音響が改善できるとしている。
ほかにも、サブウーファ接続時の重低音域の調整が行なえる「サブウーファレベルコントロール」や「サブウーファフェイズセレクタ」も搭載している。
■ シアターアンプ MRA-F350
50W×5ch(4Ω時)出力のアンプと、ドルビーデジタル/DTSデコーダを内蔵したシアターアンプ。同社のフラッグシップアンプ「Alpin F#1 Status」にも採用されている回路技術「3段ダーリントン出力回路」を搭載している。
高密度4層基板構造を採用するほか、音質面では「TCRタイムコレクション」や「X-OVER(クロスオーバー)」、「パラメトリックイコライザ」などを搭載している。S/N比は100dB。外形寸法は330×242×60mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.3kg。
■ 4chアンプ MRV-F545/F345
F545は、定格出力125W×4ch(4Ω時)、F345は75W×4ch(4Ω時)のパワーアンプ。出力と筐体サイズ、重量を除いた仕様はほぼ同じとなっており、どちらも3段ダーリントン出力回路を搭載。各パーツを最短、最適配置することで干渉やノイズを極小化する「S.T.A.Rサーキット設計」を採用した。 また、内部温度やフィルタの設定周波数などの動作状況を表示するトップパネルディスプレイを装備。また、別売のアップリンクボックス(KCE-511M/9,450円)を介して対応ヘッドユニットと接続すると、ヘッドユニットからアンプの動作状況やゲインなどの調整が行なえる。
外形寸法はF545が420×228×60mm(幅×奥行き×高さ)。重量が5.6kg。F345は330×228×60mm(同)で、4.2kgとなっている。
■ モノラルパワーアンプ MRD-M1005/M605
M1005は、定格出力1,000W(2Ω時)、700W(4Ω時)のモノラルパワーアンプ。M605の定格出力は600W(2Ω時)、400W(4Ω時)。各構成デバイスを低域に特化させ、対応力と音質を大幅に向上させたという。 また、電源供給を高効率化させるために「New Class D回路」を採用。発熱を抑え、安定度の向上を図っている。また、板巻きコイル電源チョークを採用。大電流供給時も余裕のある動作が行なえるという。筐体はアルミダイキャストで、アップリンクボックス(KCE-511M)にも対応している。
外形寸法はM1005が360×228×60mm(幅×奥行き×高さ)。重量が5kg。M605は290×228×60mm(同)で、3.6kgとなっている。
■ ウーファユニット SWX-1242D/1042Dは「Type-X」シリーズのウーファユニット。1242Dは30cm径、1042Dは25cm径のインバーテッドドーム型となっている。再生周波数特性はどちらも22~500Hz。インピーダンスは4Ω。
SWR-1542D/1242D/1042Dは「Type-R」シリーズ。1542Dは38cm径、1242Dは30cm径、1042Dは25cm径のインバーテッドドーム型。インピーダンスは4Ω共通で、再生周波数帯域は1542Dが22~500Hz、1242Dが24~500Hz、1042Dが26~500Hzとなっている。
SWS-1242D/1042Dは、「Type-S」と名付けられたシリーズ。いずれもインバーテッドドーム型でインピーダンスは4Ω。口径と再生周波数帯域は、1242Dが30cm径で26Hz~1kHz、1042Dが25cm径で30Hz~1kHz。
□アルパインのホームページ
(2005年3月18日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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