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松下電器産業株式会社は6日、フラットパネルテレビ「VIERA(ビエラ)」の新ラインナップ9モデルを発表した。全モデルを5月1日より発売する。 プラズマテレビは50/42/37型の3モデル、液晶テレビは32/26/23/19型で6モデルを用意する。価格は全てオープンプライス。
プラズマテレビの新シリーズ「PX500」シリーズは、50/42/37型の3モデルを用意。パネル解像度は50V型が1,366×768ドット、42V型が1,024×768ドット、37V型が1,024×720ドット。コントラスト比は全モデル3,000:1となっている。 新PEAKSドライバの採用により、黒の再現性や映像の奥行き感を改善。さらに、パネルの発光効率向上などにより、年間消費電力を約35%削減したという。地上/BS/110度CSデジタルチューナを搭載し、HDMI端子も全モデルで装備する。「映画を見るならプラズマ」をキーワードにシリーズ展開を図っていく。
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液晶テレビは、高画質化機能を搭載した32/26V型の「LX500」シリーズと、標準モデルの19/23/26/32V型の「LX50シリーズ」の計6モデルをラインナップ。32/26V型ではIPS液晶を搭載し、パネル解像度は32/26/23V型が1,366×768ドット、19V型が1,280×768ドット。 上位モデルのLX500シリーズでは、新開発の「クリアフォーカス駆動」を搭載し、「液晶テレビで指摘される動画の残像を大幅に低減した」としている。
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パナソニックマーケティング本部の牛丸俊三本部長は、「プラズマテレビの人気サイズは37型から42型への移行が進んでおり、さらに、37型を購入した人は42型、50型とより大画面を求める傾向が非常に強い」と述べ、「大画面を求める要求は、地上デジタルの本格的な普及期になる2006年に向けて、今後さらに強くなる」と説明した。
特に映画に最適な環境としてのプラズマをアピールしていく方針で、自発光や色再現性、黒色の再現性、視野角などのメリットを強調し、「映画を見るならプラズマです。」というキーワードを紹介した。 目標とする市場シェアについては、「PDPでは市場の50%で、大型液晶では25%。32型以上の薄型テレビ市場で30%を超えるシェアを獲得したい。金額ベースでは昨年度の1.5倍を目標としている」という。 今後の価格下落については、「昨年度から約30%下落したが、デバイスからパネル、最終製品まで垂直統合でビジネスを行なっている。それぞれでコスト削減が進めており、価格下落にも十分対応できる」と語った。
また、会場には引き続きVIERAのCMキャラクターを担当する女優の小雪さんも登場し、新VIERAの魅力について語った。「映画を見て、非常に凝ったライティングの光が再現されているので驚きました。自分の出演した映画は恥ずかしくてあまり見られないのですが、自宅でも楽しみたい」と、新VIERAの画質の魅力をアピールした。
□松下電器産業のホームページ (2005年4月6日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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