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ソニーは、7行表示の大型ディスプレイを搭載した20GB HDDウォークマン「NW-HD5」を4月21日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後の見込み。
従来モデルの「NW-HD3」から本体デザインを一新。液晶ディスプレイは128×128ドットの7行表示でLEDバックライトを搭載し、視認性を高めている。使用時の方向にあわせてディスプレイ表示を90度回転できるため、縦/横のどちらの向きでも使用できる。ボディカラーは、シルバー(-S)/ブラック(-B)/レッド(-R)の3色が用意される。 HDD容量は20GB。従来モデルと同様に、本体の落下を感知すると自動的にヘッドが待避する「Gセンサー」や耐衝撃ダンパーの採用により、HDDの耐久性を高めている。
対応オーディオ形式は、NW-HD3と同様にATRAC3/ATRAC3plusとMP3(32~320kbps)で、MP3ファイルもジュークボックスソフト「Sonic Stage」から変換無しに転送可能。ただし、転送されるMP3ファイルはOpenMG Audio形式のMP3ファイルとして転送されるため、他のパソコンに書き出しても再生はできない。 Sonic Stageは、Ver.3.1にアップデートされ、新たにMP3でのリッピング機能が追加されたほか、プレイリストの転送が改善された。 従来は本体にプレイリストに登録した楽曲を本体に転送していても、作成したリストの曲を再度重複して転送する仕様だった。Ver.3.1ではNW-HD5上にその楽曲が転送されている場合は、リストのみを転送し、楽曲そのものは再度転送を行わないため、転送時間の低減やHDD容量の節約が可能。なお、重複転送しないプレーヤーはNW-HD5のみで、従来モデルではVer.3.1を利用しても重複転送となる。
ユーザーインターフェイスも一新され、液晶下の十時操作キーと、その周囲の4つのボタンで操作を行なう。検索モードはArtist/Album/Track/Genre/Playlistの5モードを用意。新たにメニューボタンで、トップメニューに戻ることができる「1ステップサーチ機能」を搭載したほか、プレイリスト機能の強化や、イニシャルサーチ機能の搭載などで検索性を高めている。 VPT Acoustic Engineなどの高音質化回路や、6バンドイコライザ、低/高域サウンド調整機能「Digital Sound Preset」などを装備する。PCとの接続はUSB端子で、USB 2.0に対応。USB端子は本体に備えており、バッテリのUSB充電にも対応する。
バッテリは取り外し可能なリチウムイオンバッテリー(880mAh)で、最大約40時間(ATRAC3 plus 48kbps)の連続再生が可能。MP3 128kbps再生時は約30時間となる。ACアダプタのほか、USB充電に対応し、ACアダプタ利用時には、約1.5時間で80%までの急速充電が可能。満充電時間はACアダプタ利用時が約3時間、USB充電時が約6時間。なお、交換用バッテリ「LIP-880PD B」も、4,935円で6月に発売が予定されている。 外形寸法は59.9×88.7×14.2mm(横×縦×厚み)、重量は約135g(バッテリ含む)。ステレオイヤフォンやACアダプタ、USBケーブルなどが付属する。
□ソニーのホームページ (2005年4月7日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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