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シャープ株式会社と富士通株式会社は11日、富士通の液晶デバイス事業をシャープに譲渡する契約を締結したと発表した。 この契約により、富士通の子会社である富士通ディスプレイテクノロジーズ株式会社(FDTC)の液晶デバイスの開発、製造、販売に関する事業と、富士通研究所(FJL)のFDTCの事業に関する研究開発設備がシャープに譲渡される。 これに伴い、シャープはFDTCの従業員と、FDTCの事業に関連した研究開発に係わるFJLの従業員、そして富士通グループの液晶デバイス事業に関連する知的財産権も継承。また、生産拠点である米子工場も6月1日付けで譲り受け、「シャープ米子株式会社」として事業運営していく。
今回の契約締結は、2月7日に明らかにされた譲渡の概要が正式に決定したもので、主な内容は2月に発表されたものと同じ。なお、富士通は液晶関連の製造装置事業を行なっていた全額出資子会社の富士通ヴィエルエスアイ株式会社の設備事業も株式会社アルバックに譲渡しており、今回のシャープへの譲渡で液晶デバイス事業から事実上撤退したことになる。
□シャープのホームページ
(2005年4月11日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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