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ヤマハ株式会社は、同社が販売総代理を務める米Klipsch Audio Technologiesのミドルクラススピーカー「リファレンスシリーズ」のアクティブ・サブウーファ2機種を4月下旬に発売する。価格は上位モデルの「RW-10」が93,450円、「RW-8」が64,050円。カラーリングはどちらもブラックアッシュとなっている。 なお、トールボーイスピーカーの「RF-35」、ブックシェルフの「RB-35」、センタースピーカーの「RC-35」は2004年11月より順次発売されており、今回のサブウーファ2機種を加えることで、リファレンスシリーズのフルラインナップが揃うことになる。
■ RW-10/RW-8 どちらのモデルも、エンクロージャのコーナーに特殊な構造を設けることで、内部ポートの距離を伸ばし、小型のエンクロージャでも量感のある低音を実現したというサブウーファ。外形寸法と重量は、RW-10が318×483×447mm(幅×奥行き×高さ)で17.7kg、RW-8が254×455×406mm(同)で13.2kg。 ユニットはどちらもセラメタリックコーンを採用。セラメタリックコーンとは、酸化を防ぐセラミックコーティングを施したアルミ振動板のことで、歯切れの良い低音を実現するという。口径はRW-10が25cm径、RW-8が20cm径を採用。内蔵アンプの出力と再生周波数帯域は、RW-10が280Wで25Hz~120Hz、RW-8が90Wで32Hz~120Hz。
■ そのほかのラインナップ Klipschは、'46年に創業した米インディアナポリスのスピーカーメーカー。「クリプシュ・ホーン」に代表されるホーンユニットを使ったスピーカーシリーズで米国のオーディオファンに支持されており、日本ではヤマハが販売総代理を担当。2004年11月から日本市場での販売を開始している。
リファレンスシリーズはミドルクラスに位置付けられたシリーズで、低価格な「プロメディアシリーズ」や上位モデルの「プレミアシリーズ」などの販売も予定されている。 リファレンスシリーズの特徴は、能率が高く、少ない振動板の振幅でアンプへの負荷を低減し、歪を抑えられるという独自のTractrix(トラクトリクス)ホーンユニットを採用したこと。
レスポンスや音の立ち上がりが素早く、小音量時でもディティールが曖昧にならないなどのホーンスピーカー特有の利点を持っている。なお、Tractrixホーンユニットはサブウーファ以外の3機種すべてに採用されている。
□ヤマハのホームページ
(2005年4月14日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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