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三菱化学メディア株式会社は、初の録画用Dual Layer DVD-R(DVD-R DL)メディア「VHR21YD1」を6月より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は1,500円前後の見込み。 8.5GB容量の録画用DVD-R DLメディア。同社では2月にデータ用のDVD-R DLメディアを発表、4月25日より出荷開始しているが、録画用DVD-R DLメディアは「VHR21YD1」が世界初となる。記録速度は2~4倍速。 現在民生用DVDレコーダで、DVD-R DLの記録が可能な製品はパイオニアの「DVR-530H/555H」のみだが、対応レコーダを利用することで、標準的な録画モードで約3.5時間の録画が可能となる。 片面2層ディスクの製造には、1層目(L0)と2層目(L1)の記録膜にそれぞれ色素を塗布し、かつ各層の間にスペーサーを挟み込む製造技術が必要となる。同社では、記録膜に採用している独自色素「DYN-AZO」の改良により、片面2層の記録膜を実現。また、ディスクの反りをコントロールする技術と、同社の既存の高速記録ディスクに採用している精密基板成形技術により、記録/再生時の安定性と優れたパフォーマンスを発揮するとしている。 データ用メディアと異なりCPRMに対応しているが、現在のところCPRMを利用した2層DVD-RのVRモード記録に対応した民生用レコーダは発表されていない。 □三菱化学メディアのホームページ (2005年4月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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