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パイオニア株式会社は、同社初となるVHS一体型ハイブリッドレコーダ「DVR-RT7H」を6月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は85,000円前後の見込み。 200GB HDD、DVD-R/RW、VHSビデオデッキの3in1レコーダで、同社としてはVHS一体型のHDD/DVDレコーダの製品化は初となる。 最大の特徴はVHSからDVDへのダビングを1ボタンで行なえる「おまかせ自動ダビング」を搭載したこと。VHSテープとDVDメディアをセットし、おまかせ自動ダビングボタンを押すだけで、テープの巻き戻しや収録時間の計測、最適録画モードの選択、ダビング、ディスクのファイナライズまでを自動的に行ない、VHSテープをDVD化できる。 また、HDD/DVD/VHS間で相互にダビングが行なえる6WAYダビングやVHS頭出し連動ダビングなどのダビング機能を強化している。 なお、VHSに録画を行なう場合、通常録画は行なえるが、予約録画機能には対応していない。これについて同社では、「HDDを搭載している製品で、VHSに録画予約することはあまり無いと考えた。既存のVHS資産を、積極的にDVDなどに“メディアチェンジ”することを重視したモデルで、おまかせ自動ダビングによるワンボタン操作など、DVDダビングの簡単さをアピールしていきたい」としている。 録画モードはXP/SP/LP/EP/SLP/SEPと約15Mbpsでの高画質録画モードXP+を用意。XP+での録画はHDDのみとなる。HDDからDVDへの書き出し時には2Passエンコードによる「2パスプロダビング」により、高画質なダビングが行なえるという。また、上位モデルで利用しているDianaCircuitの「設計思想を継承した」という高画質エンジンも搭載している。 録画予約機能は、DVR-555H/530Hでも搭載されている「快速ディスクナビ」を採用。録画済コンテンツを1画面に4/8タイトル、サムネイル付きで表示が可能で、録画した順や新着順などで並び替えられる。複数タイトルの一括削除なども可能となっている。 EPGはGガイドで、拡張検索・自動録画機能に対応した「気がきく! 録画辞典」や野球延長対応機能、連ドラ延長機能を搭載。また、新番組検索、おまかせ検索などの検索機能も強化している。ヘルプ機能の「気がきくナビ」も装備し、専用ボタンを押すだけで次の操作をナビゲートしてくれる。 DVDドライブはDual Layar DVD-R(DVD-R DL) 4倍速、DVD-R 12倍速、DVD-RW 6倍速で、業界最速となる最大100倍速のダビングが可能。DVD-R DL(ビデオモード)の再生のほか、DVD±R/RW、DVD-RAM、MP3/WMA/JPEGを収録したCD-R/RWの再生も行なえる。 チューナは地上アナログ(VHF/UHF/CATV)を1系統装備。入力端子はS映像×2(HDD/DVD専用)、コンポジット×2、アナログ音声×2を装備。出力端子はD2×1(HDD/DVD専用)、S映像×1(HDD/DVD専用)、コンポジット×2、ステレオ音声×2、光デジタル音声×1(HDD/DVD専用)を装備する。消費電力は42W(待機時0.8W)。外形寸法は430×362×91mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.0kg。 □パイオニアのホームページ (2005年4月26日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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