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松下電器産業株式会社は3日、ブルーレイディスクの量産試作ラインやオーサリング施設などを5月中旬を目処に立ち上げると発表した。 新たに立ち上げられるのは、BD-ROMの製造試作ラインと、オーサリング技術センター。BD-ROMの試作ラインでは、オリジン電気と共同開発した0.1mmカバー層用のスピンコーティング技術を導入し、BD-ROMディスクの低コスト化を図っている。5月中旬より1層BD-ROMの量産を開始、2層BD-ROMについては12月の量産開始を予定している。 また、オーサリングセンターではSonic Solutionsと協力し、オーサリング工程を構築しているという。BD-ROM製造ラインは、TorranceのPanasonic Disc Manufacturingのディスク生産施設内に設けられ、オーサリング施設は、Universal CityのPanasonic Hollywood lab内に設営される。 同社では、これらの施設の稼働により、BD-ROMの量産行程を一通り用意できることから、今後ハリウッドのスタジオやディスク製造メーカーなどのデモンストレーションなどに利用していく。同社デジタルネットワーク・ソフトウェア技術担当 役員の津賀一宏氏は、「これらの施設の稼働より、Blu-ray Discのスムーズな立ち上げを目指す。各ソリューションプロバイダと協力し、業界のニーズにあった0.1mmベースのBlu-ray Discと高精細映像のオーサリング環境を整えていく」と説明している。 □Panasonic USAのホームページ(英文) (2005年5月9日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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