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JAM Project、「スーパーロボット大戦」の主題歌を発表
-DVD版とゲーム版の2種類のCDを発売


影山ヒロノブさん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、遠藤正明さん
JAM Projectから4人が登場。右から影山ヒロノブさん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、遠藤正明さん
6月22日より順次発売

標準価格:各1,200円


 2000年に結成され、アニメやゲームなどのテーマソングを手掛けてきた音楽ユニット「JAM Project」。彼らの新作発表会が10日、都内のレコーディングスタジオで行なわれた。CDの発売元は株式会社ランティス

DVDのLimited Editionに付属する「PTX-007-03C ヴァイスリッター」の彩色済みアクションフィギュア
(c)BANPRESTO/BANDAI VISUAL

 新作は、OVA「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」のオープニング主題歌「迷宮のプリズナー」と、プレイステーション 2用ゲームソフト「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河に」のオープニング主題歌「GONG」の2タイトル。どちらもシングルCDで、価格は1,200円。発売日は迷宮のプリズナーが6月22日、GONGが8月3日となっている。

 「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION THE ANIMATION」は、バンプレストの人気ロボットシミュレーションゲーム「スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION」をアニメ化したもので、DVDは5月27日に第1巻がバンダイビジュアルより発売。初回限定生産の「Limited Edition」と通常版の2種類を用意しており、価格はLimited Editionが7,140円、通常版が3,990円。

 Limited Editionには特典映像を収録した「SPECIAL DISC」に加え、封入特典として劇中に登場するロボット「PTX-007-03C ヴァイスリッター」の彩色済みアクションフィギュアが付属する。

 ゲームの「第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河に」は、スーパーロボット大戦αシリーズの完結作品となっており、バンプレストより7月発売予定。価格は8,379円となっている。


■ 新曲にはカリスマ・ギタリストが参加

影山ヒロノブさん
影山ヒロノブさん

 発表会には、JAM Projectのメンバーから影山ヒロノブさん、きただにひろしさん、奥井雅美さん、遠藤正明さんが参加。影山さんによれば、2曲の新曲にはメタルバンド「エクストリーム」のメンバーとしても知られる、ギタリストのヌーノ・ベッテンコートさんが参加しているという。

 これについて影山さんは「念願のアニメ化、そしてαシリーズの完結ということで、新曲は集大成的な、特別なものにしたかった。そこで、海外の有名ミュージシャンと共演するアイデアが膨らみ、“確かな実績があり、今一番イケてるギタリストは誰か?”をメンバーで話合い、ヌーノ・ベッテンコートに頼むことになった」と説明。出来栄えは「やはりカリスマギタリストだけあって、どこを切ってもカリスマたる理由が感じられた。JAM Projectのサウンドに新たな魅力を加えられた」という。

 そこで、完成した新曲が報道陣に公開された。迷宮のプリズナーは、これまでの楽曲とは若干イメージが異なり、熱いサウンドの中に漂うミステリアスな雰囲気が新鮮。GONGは、まさに「JAM Projectサウンド」と呼べる爽快な1曲で、ボーカルのハーモニーの心地よさが印象に残った。

ヌーノ・ベッテンコートさん ヒカルド・クルーズさん
カリスマ・ギタリストのヌーノ・ベッテンコートさんが参加
「写真撮影:Amy Shiotani」
ブラジル人のヒカルド・クルーズさんも新曲に参加

 なお、GONGには、サポートシンガーとして、ブラジル人のヒカルド・クルーズさんが参加しているという。彼はブラジルで日本の漫画をポルトガル語に翻訳する仕事をしている人物だが、テレビ番組の企画として行なわれたJAM Projectの新メンバーオーディションに応募。ボーカル面でメンバーに非常に高く評価されたという。

 ブラジルと日本という距離的な問題があったが、「JAM Projectに参加したい」という熱意でクルーズさんは自費で来日。GONGへの参加が実現したという。彼について影山さんは「23才という若さだが、JAMと良くマッチする理想的なボーカルを持っている。また、特撮やアニメなどに造形が深く、そういったものに対する熱意はメンバー以上のものがある」と評価。

 今後の予定については「まだ未定だが、彼にJAM Projectのライヴに参加してもらったり、逆にJAM Projectがブラジルに行ってライヴをやったりしたら楽しいだろうなと思う。アニメやゲーム、音楽を通して、日本と最も遠い国とより交流できたら、とても素晴らしいだろう」と、今後の展開へのアイデアを語った。


■ 今年のライヴは東京・大阪ともに野外で

 また、ライヴ「JAM Project LIVE 2005」の開催も決定。日程は10月22日に大阪の大阪城野外音楽堂、10月30日に東京の日比谷野外音楽堂が決定した。一般チケットの発売日は9月11日からで、チケットは全席指定の6,000円となっている。

 「ライヴこそ、JAM Project最大の魅力」と語るのはきただにさん。「野外でやるのは最高に気持ちが良いので、今から楽しみ。ただ、影山さんが雨男なので、その点だけが心配です」と笑う。

 「逆に野音(野外音楽堂)で雨が降ると伝説になるかもしれない」と遠藤さん。「野外では音が外に出て行ってしまうので、演奏する側としてはさらなるパワーが必要。“野外=JAM Project”と呼ばれるように、パワーアップしていきたい」と抱負を語った。

 「東京の日比谷野外音楽堂は昨年もライヴをしたので、今年は前回の良い点を伸ばし、悪い点を克服していきたい」と語るのは奥井雅美さん。「大阪の皆さんには初の野外となるので、新しい感動を届けられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。

きただにひろしさん 遠藤正明さん 奥井雅美さん
きただにひろしさん 遠藤正明さん 奥井雅美さん

□ランティスのホームページ
(5月10日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.lantis.co.jp/
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050201/bandai.htm

(2005年5月10日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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