バッファロー、フルデジタル回路搭載キャプチャカード －NEC製新チップを搭載。PSP動画作成も可能

PC-MV52DX/PCI

5月下旬発売 標準価格：17,640円

　株式会社バッファローは、テレビキャプチャカード「PCastシリーズ」の新モデルとして、NEC製のエンコーダ/高画質化チップを搭載した「PC-MV52DX/PCI」を5月下旬より発売する。価格は17,640円。

　特徴はNEC製のエンコーダチップ「PD61153」を搭載したこと。同チップは、MPEGエンコーダに加え、3D Y/C分離回路や3Dノイズリダクションを内蔵。NEC製のゴーストリデューサチップもカード上に備え、それらをフルデジタル接続することで、AD、DA変換による画質劣化を防ぎ、録画品質の向上を図っている。MPEG-2のキャプチャ解像度は720×480/352×480/352×240ドット。ビットレートは1.3～15Mbps。

NEC製のエンコーダ/高画質機能統合チップ「PD61153」を搭載する

　チューナはPhilips製。録画ソフトは同社独自の「PCastTV」で、iEPGサイト「テレビ王国」を利用したおまかせ録画などが行なえる。また、PSP用のMPEG-4(メモリースティックビデオ形式)への変換機能も搭載している。ただし、PSP用動画の作成はPCastTVによるソフトウェアエンコードとなる。

　チューナ入力のほか、S映像入力とアナログ音声入力を装備。付属の変換アダプタによりコンポジットビデオ入力にも対応する。CGMS-Aによるコピー制御機能も備え、アナログ映像入力を介して、デジタル放送のコピーワンス番組録画も行なえる。ただし、録画した番組データは独自の暗号化が行なわれており、録画したキャプチャカードを搭載しているPCでのみ再生可能となっているほか、録画した番組の編集やDVDへの書き出しなどは行なえない。

　対応OSはWindows 2000/XPとWindows XP MCE 2005で、MCE環境での利用時には2枚までのを同時利用が可能となっている。

　PCastTV以外の付属ソフトは、ペガシスのビデオ関連ソフトを統合した「TMPGEncDVD Easy Pack for BUFFALO」。MPEGエンコーダ「TMPGEnc3.0 XPress for BUFFALO」や、MPEG編集ソフト「TMPGEncMPEG Editor for BUFFALO」、DVDオーサリングソフト「TMPGEncDVD Author 1.6 BUFFALO」などが利用できる。

□バッファローのホームページ
http://buffalo.jp/
□ニュースリリース
http://buffalo.melcoinc.co.jp/products/new/2005/008_1.html
□関連記事
【2004年10月18日】【CEATEC 2004 会場レポート 5】
MCE対応キャプチャカードなども出展
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041008/ceatec11.htm
【2004年4月13日】NECエレ、ドルビーデジタル対応のMPEGエンコーダチップ
－3次元Y/C分離も内蔵し、実装面積低減や低コスト化を実現
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040413/necel.htm

(2005年5月11日)

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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