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パイオニア株式会社は、DVDビデオ再生に対応するDVD/CDプレーヤーと7型ワイドテレビのユニット2機種と、サテライトスピーカー、サブウーファを5月下旬より順次発売する。各モデルの発売時期と価格は下表の通り。
■ AVH-P9DVAII 50W×5chアンプ内蔵で、TI製の24bit/192kHz D/Aコンバータとオペアンプを搭載するDVDレシーバと、7型ワイドテレビのユニット。高電圧で駆動することにより高音質を実現するという「ハイボルテージボリューム回路」を新たに搭載し、「圧倒的なダイナミックレンジと、歪みの低減が可能になった」としている。 また、運転席などのリスニングポイントに合わせて、5.1chサラウンドの音場を自動補正する「オートタイムアライメント&マルチアクセスイコライザー」を搭載。 音場の補正は専用マイクをヘッドレストにつけて、6つのスピーカーから測定用のノイズを発生。各チャンネルのディレイやイコライザを全自動で設定し、約9分間で完了する。また、スピーカーが5.1chに満たない場合のダウンミックスにも対応する。 ディスプレイには、外光反射率を大幅に低減する「偏光タッチパネル」を採用。前モデル「AVH-P9DVA」に比べ、反射光を40%カットしたとしている。ディスプレイを本体に収納しているときにも動作確認ができるサブディスプレイも備える。
DVDプレーヤー部はDVDビデオのほかにDVDオーディオやDVD-R/RW(ビデオモード)、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RWに記録したMP3ファイルの再生にも対応する。また、すでに発売されているiPodアダプタ「CD-IB10」(10,500円)を利用し、iPodと連携可能。
■ AVH-P7DV TI製の24bit/96kHz D/Aコンバータとオペアンプを内蔵し、50W×4chアンプを搭載するDVDレシーバと、7型ディスプレイのユニット。 音場補正の「オートタイムアライメント&マルチアクセスイコライザー」は搭載せず、ディスプレイ収納時のサブディスプレイも搭載しない。 フロントとリアが独立したイコライジングにより、ボーカルが後ろから聴こえる不自然さを解消する「サウンドフォーカスエンハンサー」を搭載する。 DVDプレーヤー部は、DVDビデオのほかにDVD-R/RW(ビデオモード)、ビデオCD、音楽CD、CD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルの再生にも対応するが、DVDオーディオの再生には対応しない。また、CD-IB10もサポートする。
■ TS-STX7 57mm径コーンを片chに2個使用した「広指向角2音軸方式」を採用したサテライトスピーカー。2個のスピーカーユニットを、「音の一体感を損なうことなく最大限に拡散効果が得られる配置角度に設定した」としている。 振動板には、軽量の「PENハイブリッド・ファイバーコーン」を採用し、「強度と内部損失を高いバランスで獲得し、特に微小入力信号の再現力や空間表現性に優れている」という。
小型の密閉式エンクロージャーを採用し、「中高域のスムーズな再生を実現し、低域まで伸びのある再生が可能」としている。 最大入力は100Wで、定格入力は20W。再生周波数帯域は100Hz~30kHz、インピーダンスは4Ω。1台の重量は0.45kg。
■ TX-WX66A 13cm径コーンユニットを採用するサブウーファ。最大出力150Wのアンプを付属している。天面がクッションになっており、車室内にアームレストとしても設置できる。 アンプ部は本体と別になっており、4mのワイヤードリモコンも付属する。 ウーファ本体はネオジウムマグネットを2個使用し、「サイズを超えた低域を再生可能」としている。再生周波数帯域は40Hz~170Hz、ローパスフィルタは50Hz~125Hz。重量は2.8kg。
□パイオニアのホームページ (2005年5月11日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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