アルパイン、新CPU搭載のHDDナビ3機種 －実走の履歴を元に渋滞を学習

INA-HD55

6月下旬より順次発売 標準価格：「INA-HD55/HD55EU」325,500円 　　　　　　 「AVN6605HD」186,900円 　　　　　　 「E805RM」28,140円

　アルパイン株式会社は、AV機能を備えたHDDカーナビゲーションシステム「SUPER時短ナビ」の2005年夏モデル3機種と、オプションのバックカメラユニットを6月下旬より順次発売する。各モデルの仕様、型番、価格は下表の通り。

■ INA-HD55/HD55EU/NVA-HD55

INA-HD55EU

　共通のナビ機能を持つHDDカーナビ。INA-HD55とINA-HD55EUは共通のAV機能も搭載し、違いはカラーのみ。INA-HD55EUはボディカラーがブラック、イルミネーションはレッドとなり、「シックな欧州車のインダッシュにもマッチする」としている。INA-HD55はボディがシルバー、イルミネーションがブルーとなる。

　CPUコアに新開発「X-PressEngine」を搭載し、データ転送速度が前モデル「HDD555SS」に比べ2～4倍に向上、スクロールや検索など動作レスポンスを大幅に改善した。HDD容量は30GBで、「道路交通センサス情報」とVICS情報から作成した、約19万km分の渋滞情報データベースを新たに収録し、これを元に「渋滞考慮ルート探索」を行なう。

　また、「VICS光・電波ビーコンレシーバー」から取得した情報や「抜け道データ」などの収録データを合わせて考慮してルートを探索する「SUPERアクティブルートサーチ」も搭載する。

　さらに、実走行の履歴を元に渋滞状況を学習する「渋滞学習機能」を搭載したほか、「ルート学習機能」や地図機能を強化した。そのほか、高架など高低差の判別や、自車位置の測位精度も向上させたとしている。そのほかに、地上デジタル放送用チューナ(発売時期未定)も接続できるという。

　INA-HD55とINA-HD55EUは7型ワイド液晶を搭載し、解像度は480×234ドット。タッチパネル機能を搭載する。細い道に入った時、スケールの異なる2画面表示に自動で切り替わり、目的地方向への参考ルートを表示する。

　そのほか、INA-HD55とINA-HD55EU共通のAV機能としては、DVDビデオのほかに、ビデオCD、CD-R/RW、MD/MDLPの再生に対応。MP3/WMAファイルも再生可能。50W×4chアンプを搭載する。また、別売のiPod用アダプタ「KCA-420i」(10,500円)により、画面上での曲名表示や操作も可能。

NVA-HD55

　NVA-HD55はHDDナビ単体のモデルで、ディスプレイやAV機能などは搭載しない。

■ HCE-C100

　INA-HD55/HD55EUなどのHDDナビと連動するバックカメラユニット。レンズは「水平視野角138度超広角レンズ」を搭載。16:9のカラー表示に対応する。

□アルパインのホームページ
http://www.alpine.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.alpine.co.jp/alpine/news05/05navi/050517.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010516/alpine.htm

(2005年5月19日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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