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株式会社アイキャストは31日、株式会社オン・デマンド・ティービーが提供している、フレッツユーザー向けの映像配信サービス「オンデマンドTV」のインフラを通じて、6月1日より多チャンネル放送サービスを開始すると発表した。 オンデマンドTVは、インフラとしてNTT東西の光ファイバー網を利用し、動画コンテンツを専用のSTBでストリーミング受信、テレビなどに表示する動画配信サービス。最大の特徴は、双方向機能を利用し、試聴したいコンテンツをメニューから選択すると、その場で再生が始まるVODサービスが受けられること。
3月9日より正式サービスを開始しており、5月末現在ではNTT西日本の「フレッツ・光プレミアム」もしくは「Bフレッツ」、「フレッツv6アプリ」が契約できるエリアがサービス対象地域。6月頃にはNTT東日本エリアでもサービス開始を予定している。なお、3月のサービス発表時に、多チャンネル放送も予告。4月にサービス開始としていたが、6月1日スタートに延期されたことになる。
多チャンネルサービスは、スカイパーフェクTV! で放送中の専門チャンネルの中から19チャンネルを再送信するもの。映像信号をデジタル受信し、デジタルのまま再送信するシステムを採用したほか、パケットロスによる画像劣化を低減するFEC(フォワードエラーコレクション)技術も導入しており、安定した放送が行なえるという。 「オンデマンドTV」の加入料は5,250円で、そのほかに月額利用料金が必要。また、専用のSTB(セットトップボックス)のレンタル料も月額315円(購入の場合は15,750円)必要となる。現在は毎月2本までVODコンテンツが試聴できる「おてがるプラン」(月額577円)と、見放題の「みほうだいプラン」(同2,100円)を用意しているが、多チャンネルサービスの導入にともない、「多ちゃんねるプラン」と「よくばりプラン」の2種類が追加される。 「多ちゃんねるプラン」は月額2,100円で19チャンネルがすべて見放題のサービス。「よくばりプラン」は月額3,150円で、19チャンネルと、VODコンテンツがすべて見放題となる。なお、VODと多チャンネルの両方が定額で見放題というプランを用意しているのは「オンデマンドTV」だけだという。
提供するチャンネルは下表の通り。なお、今回提供される19チャンネルは「ベーシックチャンネル」と位置付けられており、今後、有料オプションの「プレミアムチャンネル」も追加予定。また、ベーシックチャンネルについても「チャンネル数の拡大を目指したい」としている。
□アイキャストのホームページ http://www.i-cast.co.jp/ □オンデマンドTVのホームページ http://www.ondemandtv.co.jp/ □ニュースリリース http://www.ondemandtv.co.jp/company/news/news2.html □関連記事 【3月7日】オンデマンドTV、NTT東西の光ファイバを使ったVODサービス -定額制VODサービス。ADSLユーザーも視野に http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050307/ontv.htm
(2005年5月31日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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