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TI、FPD向けのClass-Dオーディオパワーアンプ
-動作を効率化し、消費電力を低減


6月8日発表


 日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(日本TI)は8日、フラットパネルディスプレイ向けのClass-Dオーディオアンプ「TPA3200D1」を発表した。量産出荷予定は6月末で、1,000個ロット時の単価は360円。

 フラットパネルディスプレイ向けのClass-Dモノラルオーディオパワーアンプ。250kHzのスイッチング周波数を採用し、従来製品に比べ動作効率を向上。発熱も少ないため、大型ディスプレイに適しているという。

 また、変調部と出力段を1チップ化し、外付け部品の点数や実装面積を削減した。出力段にはフィルタレスの変調方式を採用している。出力は20W(8Ω時)。

 さらに、消費電力を低減し、電源部分のトランスやレギュレータ回路のサイズとコストも抑えられるとしている。

 デジタル入力は24ビットのI2Sまたは16ビットの右詰めのオーディオデータフォーマットをサポートする。ほとんどのオーディオ・プロセッサやDSPと直接接続できるデジタルパスが可能なため、外部からのノイズを低減できるという。


□日本TIのホームページ
http://www.tij.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.tij.co.jp/news/sc/2005/scj_05_048.htm
□製品情報(英文)
http://focus.ti.com/docs/prod/folders/print/tpa3200d1.html?DCMP=hpa_app_audio&HQS=NotApplicable+PR+sc05123
□関連記事
【2004年5月24日】日本TI、17~23型液晶テレビ向けのClass-Dオーディオアンプ
-サムスンなどと協力し、FPD向けに特化
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040524/ti.htm

(2005年6月8日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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