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ボーズ、航空機のパイロット用ノイズキャンセルヘッドフォン
-米軍事規格をクリア。「QuietComfort2」の源流モデル


7月20日発売

直販価格:12万6,000円


 ボーズ株式会社は、米軍の軍事規格もクリアしている一般航空機のパイロット/クルー用のノイズキャンセリング・ヘッドセット「Aviation Headset X」(アヴィエーション・ヘッドセット・テン)の国内販売を7月20日より開始する。店舗では取り扱っておらず、同社からのダイレクト販売のみで、搭載する機体に合わせたカスタマイズ・オーダーとなる。価格は12万6,000円。

 Aviation Headset Xは、航空機のパイロットやクルーが利用するノイズキャンセリング・ヘッドセット。欧米では2003年から既に販売されており、AV用のヘッドフォンではないが、同機種に搭載された「トライポート」テクノロジーや、「アコースティック・ノイズキャンセリング・ヘッドセット」技術などが、AV用のノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort2(クワイアットコンフォート2)」(41,790円)にフィードバックされている。

 トライポートとは、ハウジング部に一定の周波数にチューニングされた3つの穴を設けることで、アクティブ/パッシブ双方のノイズを低減し、消音効果を高めるというもの。

 アコースティック・ノイズキャンセリング技術は、騒音と逆位相の音波を送り出して打ち消すアクティブなノイズキャンセリングと、ヘッドセットの構造的な消音技術を組み合わせたもので、不快な雑音を全周波数帯域で減少させるという。

 また、独自のアクティブイコライゼーションによる音質補正技術を投入しており、人間が聴き取りやすい音を実現。米空軍の明瞭度評価テストで115dBの騒音下で95%という高いスコア(一般的な商品は80%程度)を記録したという。

 マイクは左右のハウジングどちらにも取り付けられ、マイク自体にもノイズキャンセリング機能を搭載。人間工学に基づいたハウジングの角度や、密着性と装着感の向上を目指して特殊発砲素材を使用した「クワイアットコンフォート・イヤークッション」などを採用している。

 周波数特性は15Hz~15kHz。外形寸法は12~16×11.5~14.5cm(幅×高さ)。質量は340g。電源はタイプによって異なり、内蔵させるポータブルタイプはアルカリ単3電池2本を使用(連続使用時間は約40時間)。航空機から電源を供給するインストールタイプは、10-32V DCを利用する。マイクもエレクトレットコンデンサまたはダイナミック型が選択可能。

□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/news/2005/070101.html
□関連記事
【2003年8月22日】【デバ】消音回路をヘッドフォンに内蔵!
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030822/dev037.htm
【2003年8月11日】BOSE、ノイズキャンセリングヘッドフォン「QuietComfort2」
-回路と電池をハウジングに内蔵し、折り畳みも可能に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030811/bose.htm

(2005年7月1日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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