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株式会社デノンコンシューマーマーケティングは、ミドルクラスプリメインアンプ「PMA-1500AE」と、SACD/CDプレーヤー「DCD-1500AE」を9月上旬より発売する。価格はともに84,000円。 新モデルではボディカラーに上位機種のSAシリーズを引き継いだ「プレミアムシルバー」を採用。デザインもシステムアップに配慮して、SAシリーズにマッチするデザインを採用するとともに、回路構成なども上位機種を継承する設計を取り入れている。 ■ PMA-1500AE 定格70W×2ch出力のプリメインアンプ。大電流型増幅素子「UHC-MOS」を搭載し、シングルプッシュプル構成として、増幅段のバラツキを解消。「繊細な表現力とハイパワーを両立。音楽の情感を描くデリケートな音から、キレの良いパワフルな音まで、バランスの良い豊かな表情で再現する」という。 電源回路も強化し、整流回路には上級機に採用されているショットキー・バリア・ダイオードを採用。高速動作による低ノイズ特性と大電流特性により、力強くノイズの少ない高音質再生が可能となったほか、新開発の高音質大容量ブロックコンデンサーと組み合わせることで、安定した電源供給を可能としている。また、L.C.(Leakage Canceling)マウント・ツイントランスを採用し、高い電源供給能力とローノイズ化を実現したという。
アンプ出力は定格70W×2ch(8Ω)、最大140W×2ch(4Ω)。全高調波歪み率/0.01%(定格出力-3dB時、負荷8Ω、1kHz)。100kHz以上の再生が可能な周波数特性を確保。低インピーダンス・ボリュームの採用で、アンプ内のノイズを抑え、高い分解能を確保するとともに、SACDやDVDオーディオのワイドレンジ再生に対応する。 マイコン部とオーディオ回路の電源も別トランスを独立搭載し、リスニング時にはマイコン動作を完全に停止する「マイコンストップモード」も搭載。よりクリアな音楽再生が可能という。 シャーシは独立したパワーアンプブロック構成や、回路ごとのセパレートブロック構成により、回路間の相互干渉やノイズ流入による音質劣化を解消。振動を徹底的に排除する高剛性セパレーテッド・シャーシとしている。 入力端子はアナログ音声×6で、PHONO入力も装備。フォノイコライザーはMM/MCカートリッジに対応する。アナログ音声出力×2のほか、ププリアウト端子、パワーダイレクト入力端子を備える。スピーカーターミナルはバイワイヤ接続に対応する。 外形寸法は434×410×134mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.6kg。消費電力は250W。リモコンが付属する。 ■ DCD-1500AE
独自のアナログ波形再現技術「AL24 Processing」を搭載したSACD/CDプレーヤー。SACDは2chのみの再生が可能。 AL24 Processingにより、CDの16bit信号を24bit化することで、音の消え際や無音から始まる瞬間などの低レベル再生時の音楽再生能力を高めている。 DENONオリジナルのドライブメカを搭載。3相ブラシレス・スピンドルモーターは短シャフト設計により、SACD再生の高速回転時の振動、揺れによるメカニズムの共振を抑えるとともに、ディスクの偏重心による内部共振を低減。精度の良い信号読み取りと再生性能を確保しているという。 また、異種素材を組み合わせたハイブリット構造S.V.H.(Suppress Vibration Hybrid)ローダーの採用により、ディスクドライブの安定度を高めている。再生周波数帯域は2Hz~100kHz(SACD)/2Hz~20kHz(CD)、SN比は104dB(SACD)/110dB(CD)。
同社の同意機種と同様に、DACをマスターとしてクロックを各デバイスに供給、信頼性の高い発振制度を確保している。SACD用のDSDデコーダやDACへのクロックも、マスタークロックから専用デバイスを介して分周生成して供給し、ジッタの影響を低減。音像の輪郭もクリアな再生を実現する。24bitオーディオDACをチャンネルあたり2基搭載するほか、後段にピュア・アナログ・FIRフィルタを搭載する。 出力端子はアナログ音声×1、同軸デジタル音声×1、光デジタル出力×1。ディスプレイやデジタル出力ををOFFにするPure Directモードも備えている。消費電力は16W。外形寸法は434×331×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は7.6kg。リモコンが付属する。 □デノンのホームページ (2005年8月4日) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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