JEITA、2005年7月の電子機器国内出荷を発表 －DVD録再機が初めて減少。全体額も20カ月ぶりにマイナス

国内出荷実績推移(金額) 出典：電子情報技術産業協会電子統計委員会

　社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)は26日、2005年7月の民生用電子機器国内出荷実績を発表した。液晶テレビや音声関連機器などが好調だったものの、全体の出荷金額は前年同月比98.2%と減少し、2,134億円。20カ月ぶりにマイナスとなった。

　映像関連では液晶カラーテレビが好調だったが、これまで好調だったDVD関連が減少し、前年同月比90.8%の1,282億円と2カ月連続でマイナスとなった。

　音声関連機器は、前年同月比125.4%の197億円となり、3カ月連続のプラスとなった。JEITAでは「デジタルオーディオプレーヤーなどの伸びが目覚ましい」としている。

　カラーテレビ全体(CRT+液晶テレビ+PDP)は、67万8,000台で前年同月比92.9%と、2カ月連続のマイナスとなった。CRT、液晶、PDPの台数構成比は47.1%、48.9%、4.1%となった。

　DVDビデオは前年同月比82.2%の57万8,000台で、2カ月連続のマイナス。JEITAでは、「昨年のアテネオリンピック需要の反動」と分析している。

　また、DVD録再機は35万7,000台で前年同月比83.9%と減少。数値を公表し始めた2001年1月以来初めての前年割れとなった。録再機の9割近くを占めるHDD内蔵型も同94.1%のマイナスとなった。再生機も同79.6%と、5カ月連続でマイナス。再生機の約4割がVTR一体型となっている。

　ビデオカメラは同88.5%の11万5,000台で、6カ月連続のマイナスとなった。

□JEITAのホームページ
http://www.jeita.or.jp/
□2005年7月国内出荷実績
http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/shipment/2005/ship_07.htm
□関連記事
【7月26日】JEITA、2005年6月の電子機器国内出荷を発表
－DVDビデオが初の減少。映像関連が微減
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050726/jeita1.htm

(2005年8月26日)

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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