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松下電器産業株式会社は、デジタルレコーダ「DIGA」シリーズの新モデルとして、アナログチューナ内蔵モデル3機種を10月1日から順次発売する。ダブルチューナ仕様2機種と、シングルチューナのスタンダードモデル1機種。いずれもオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。
全機種共通の新機能として、新たにDVD-R DL(ビデオモード)の書込みに対応した。ただし、放送を直接DVD-R DLディスクに録画はできず、HDDなどに一旦録画したものをダビングする時のみDVD-R DLが利用できる。また、CPRMに対応しており、コピーワンスコンテンツをCPRM対応DVD-Rへムーブできる。 ドライブの書込みは、DVD-R/RW/RAMとDVD+Rに対応。読み込みはDVD+RWもサポート。CD-R/RWに記録したMP3/JPEGファイルの再生も可能なほか、DVDオーディオにも対応。DTSデコーダ(2ch)も内蔵する。 また、EPG画面から番組を予約する際に、通常の「予約登録」ボタンの横に「毎週予約」ボタンを装備。「詳細設定」に入ることなく選択でき、毎週予約機能がより手軽に利用できるようになった。また、番組追従機能も利用でき、放送時間の長いドラマの最終回などにも対応できる。さらに、野球延長も最大2時間まで対応する。
加えて、デジタルチューナ搭載モデルの「DMR-EX300/DMR-EX100」や、同日発表の「DMR-EX200V」で搭載された初期設定を音声付きでナビゲートしてくれる「かんたん音声設置ガイド」を拡張。 新たに追加したコンテンツの削除用のナビメニュー「消去ナビ」と「おまかせダビング」(ダビングナビ)において、操作方法を音声で説明してくれるようになった。なお、通常の消去機能やダビング機能も引き続き利用できる。また、「かんたん音声設置ガイド」も備えている。
さらに、本体のドライブがHDDに選択されていても、DVDディスクやSDカードを挿入すると、自動的にメディアが切り替わり、再生を開始する「DVD/SD 自動ドライブ選択機能」を搭載。操作の簡略化を図っている。 録画画質面では「DIGAエンジンII」を搭載。LPモードの解像度がHalfD1から、D1に向上したほか、仮想的に作り出した複数のエンコーダで複数のエンコード条件を適用し、最も画質の良い条件でエンコードを行なう「バーチャルマルチエンコーダ」を採用。さらに、12bitのADCや、「スーパーハイブリッドVBR」、「インテグレイティッドDNR」、「インテリジェント・ダビングDNR」なども備えている。
また、SDカードスロットを備えており、JPEG/TIFF形式の静止画に加え、MPEG-2フォーマットの動画ファイルも再生できるようになった。ただし、カード上から直接再生はできず、HDD、もしくはDVD-RAMへダビング後再生する。また、録画コンテンツと同様に編集することも可能。なお、静止画はカード上から表示できる。
電源OFF状態から、リモコンの「番組表」ボタンを押すと、1秒でEPGを表示する「クイックスタート」機能も利用でき、一画面に表示するチャンネル数は3/5/7chから選択できる。また、付属のリモコンは上位モデルと同じ「ボタンすっきりかんたんくるくるリモコン」を同梱する。
■ DMR-EH73V 200GBのHDD、VHS、DVD、SDカードスロットを備えた4 in 1レコーダ。地上アナログダブルチューナに加え、BSアナログチューナを搭載。HDD/VHS、DVD/VHSへの同時録画が行なえる。ただし、HDDとDVDへの同時録画は行なえないほか、HDDへ2番組を録画する「どっちも録り」には非対応。また、BSアナログ放送はVHSへ録画できない。 HDDとDVD、VHSとHDD、VHSとDVDの双方向ダビングが可能で、専用の「ワンタッチ6WAYダビング」ボタンを用意する。また、S-VHSで録画されたテープを、高画質を保ったままHDD/DVDへダビングする機能も装備。「インテリジェント・ダビングDNR」を利用し、横揺れやノイズを低減しながらダビングできるという。ただし、S-VHSでの録画には対応していない。 出力端子はD2×1、S映像×2(DVD専用×1)、コンポジット×2(DVD専用×1)、アナログ音声×2(DVD専用×1)、光デジタル音声×1。入力は、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3。DV入力も1系統備えるほか、別売のブロードバンドレシーバ用の外部コントロール端子も備える。 待機時の消費電力(時刻表示点灯時)は、約10W(クイックスタートON時)/4W(OFF時)。使用時の消費電力は約42W。外形寸法は430×380×89mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.1kg。
□製品情報
■ DMR-EH66 200GBのHDDとDVD-R DL対応のDVDドライブを内蔵したハイブリッドレコーダ。地上アナログのダブルチューナとBSアナログチューナを搭載しており、HDDにアナログ放送2番組を同時に録画する「どっちも録り」に対応した。なお、録画パターンとしてはHDDとHDD、もしくはHDDとDVD-RAMのみ。 また、EH66はDVD-R、DVD-R DL、DVD-RW、DVD+Rへの書込みに対応しているが、放送の直接録画は行なえず、同メディアへはダビングによる記録のみ可能となっている。 出力端子はD2×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、光デジタル音声×1。入力は、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3、DV×1、外部コントロール端子×1。 待機時の消費電力(時刻表示点灯時)は、約12.4W(クイックスタートON時)/3.3W(OFF時)。使用時の消費電力は約36W。外形寸法は430×350.5×63mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.7kg。 なお、EH66のみジャストシステムとのコラボレーションとして、PC用のDVDラベル作成ソフト「ラベルマイティ for DIGA」が付属している。あらかじめ用意されたデザインなどを使って手軽にラベルやジャケットが作成できるソフトだが、DIGA専用機能として、EH66で作成したDVDメディアを読み込むと、ディスクに記録された番組タイトルを自動で取得。ラベルやジャケット作成時に反映させ、別途文字入力を行なう手間が省けるという。
□製品情報
■ DMR-EH53 200GBのHDDと地上アナログチューナ(シングル)を搭載したハイブリッドレコーダ。スタンダードモデルと位置付けられており、BSアナログチューナは備えていない。また、上位2モデルが備えているDV入力も省かれている。さらに、「どっちも録り」などの機能も備えていない。 出力端子はD2×1、S映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2、光デジタル音声×1。入力は、S映像×3、コンポジット×3、アナログ音声×3、外部コントロール端子×1。 待機時の消費電力(時刻表示点灯時)は、約8.9W(クイックスタートON時)/3.4W(OFF時)。使用時の消費電力は約27W。外形寸法は430×350.5×63mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.5kg。
□製品情報
□松下電器のホームページ
(2005年9月1日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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