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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社(日本TI)は13日、フロントプロジェクタ向けの、1080p表示に対応したフルHD解像度のDLPチップ「DLP 1080p」を発表した。単板または、3板式のプロジェクタに利用でき、既に各プロジェクタメーカーへ量産出荷を開始している。 米TIは4月に、リアプロジェクション向けのDLPチップとして、DMD素子のミラーを通常の2倍の速度で駆動させ、1つの微細鏡画素から2ドット分の描画画素を作り出すSmoothPicture技術を利用することで、1,920×1,080ドットの1080p表示をサポートした製品の量産出荷を開始。だが、フロントプロジェクタ向けの1080p対応チップに関しては計画は未定としていた。
今回発表されたフロントプロジェクタ向けのチップは、SmoothPicture技術を使用しておらず、実解像度で1,920×1,080ドットの表示が可能。また、7月に発表した、色再現性向上技術「BrilliantColor」にも対応している。同社では「DLP 1080pとBrilliantColorを採用し、より豊かな色彩と高精細な表示できるプロジェクタが随時発売されるだろう」としている。 同社では、DLP 1080pを使用したプロジェクタをBarco、BenQ、InFocus、マランツ、三菱、松下、Optoma、Samsung、シャープ、ヤマハなどが近い将来に発表するとしている。
□日本TIのホームページ
(2005年9月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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