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株式会社東芝は、使いやすさを重視したハイブリッドレコーダ「カンタロウ」の新モデルとして、シリーズ初のVHSビデオデッキを備えた3 in 1レコーダ2機種を発売する。価格はいずれもオープンプライスで、発売時期と店頭予想価格は160GBHDD搭載の「AK-V100」が11月上旬で、7万円前後、250GB HDDの「AK-V200」が10月上旬で9万円前後の見込み。
「カンタロウ」シリーズは、同社のハイブリッドレコーダから「ネット de」機能を省き、わかりやすさを重視したGUIを搭載したシリーズ。V100とV200の主な違いはHDD容量で、V100が160GB、V200が250GBを搭載。また、V200はアナログBSチューナも備えている。それ以外の主な仕様は共通で、アナログ地上波チューナを2基搭載。VHSとHDD、もしくはVHSとDVDの2番組同時録画が行なえる。
カンタロウの第1弾モデルとの違いは、VHSビデオデッキを内蔵したことで、各メディア間でのダビングが可能な「かんたん6WAYダビング」を搭載。メニュー画面から簡単にダビングが行なえるほか、後述する「おまかせプレイリスト」からのダビングや、VTR→HDD/DVD(VRモード)へのダビング時に本編の最初と最後で、自動的にチャプタ分割を行なう機能も備えている。 また、DVDドライブがDVD-R DLの書込みに対応。その他のメディアでもDVD-Rが8倍、DVD-RAMが3倍(カートリッジ対応)、DVD-RWが4倍にそれぞれ高速化。DVD-RのVRモード記録にも対応している。なお、VHSデッキ部はS-VHSの簡易再生機能(SQPB)も利用可能。
機能面では、新たに「おまかせプレイリスト」を搭載した。タイトルを選び、クイックメニューから「おまかせプレイリスト」を選択するだけで自動的にプレイリストを作成してくれるというもので、バラエティ番組などで、CM明けにもう一度、CM前と同じシーンを放送する「ダブり」部分を検知。ダブり部分を含めてCMを除き、本編のみを抽出したプレイリストを自動作成する。 また、ハイブリッドモデルと同様に、本編の最初と最後を自動的に分割する「本編自動チャプター分割」や、ニュースの変わり目などの意味あるシーンで分割する「マジックチャプター分割」なども踏襲している。 EPGは、「ADAMS」のみで、1ch2行表示を採用。スポーツ延長やドラマ延長機能も備えている。また、EPGを使ったVHSビデオの予約にも対応する。HDD/DVD側のチューナ受信時は、テレビ放送や録画した番組の再生中に、別画面に切り替わることなく番組説明の表示が行なえる。 そのほかの機能は前モデルを踏襲。電源を入れるとメニュー画面を表示したり、ダビングのモード選択を自動で実施、EPGで人名検索を行なう再に人名リストを表示して文字入力の手間を省くなど、簡単操作を実現。3 in 1レコーダで最小ボタン数となるシンプルなリモコンも同梱する。
入出力端子はBSチューナ関連を除いて共通。入力端子としてS映像×2、コンポジット×2、アナログ音声×2を用意。出力はD2×1、S映像×1、コンポジット×2、アナログ音声×2、光デジタル音声×1を備える。最大外形寸法も共通で、430×380×97mm(幅×奥行き×高さ)。重量はV200が7.8kg、V100が7.6kg。
□東芝のホームページ
(2005年9月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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