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ビクター、無線デジタル伝送のサラウンドヘッドフォン
-発売中止の「W1000」に代わる新モデル


11月1日発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、ドルビーヘッドフォン機能を搭載したデジタルコードレスサラウンドヘッドフォン「HP-W1500」を11月1日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は42,000円前後の見込み。

 受信機を内蔵したヘッドフォンと、入力端子などを備えたトランスミッタ部で構成されるワイヤレスヘッドフォンシステム。トランスミッタ部に2系統の光デジタル入力を備えており、音声データを非圧縮のデジタル赤外線伝送。入力から出力までをフルデジタル伝送するほか、マスタークロック採用のデジタルアンプを搭載し、クリアな再生を実現したという。

 なお、同社は同コンセプトの製品として2004年9月に「HP-W1000」というワイヤレスヘッドフォンを発表。しかし、2004年11月の発売予定が2005年3月に延期され、その後「目標とする商品完成度の達成にはさらに多くの時間を要する」(同社)として発売を中止していた。今回のW1500は「W1000を仕切りなおし、主な仕様を継承して完成度を高めたモデル」(同社)だという。

 ヘッドフォンでバーチャルサラウンド再生が行なえるドルビーヘッドフォン技術を採用。さらに、ドルビーデジタルEX、DTS-ES、AACに対応したデコーダも備えており、DVDビデオのサラウンド再生が行なえる。また、ドルビープロロジック IIデコーダも利用できる。

トランスミッタ部は縦置き、横置きのどちらにも対応

 赤外線の送受信到達距離は正面が約12m。なお、W1000に搭載していたヘッドフォン出力端子は備えていないため、有線ヘッドフォンは接続できない。トランスミッタ部の入力端子は光デジタル×2、アナログ音声(RCA)×1、アナログ音声(ステレオミニ)×1。

 ヘッドフォンはネオジウムマグネットを採用した40mm径のユニットを搭載。再生周波数帯域は10Hz~22kHz。ニッケル水素充電池を内蔵するほか、単3電池2本も利用できる。充電は専用コードで行なうほか、オートパワーOFF機能も搭載。トランスミッタの縦置きスタンドと兼用のヘッドフォンスタンドも付属している。充電池を含む重量は345g。

□ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.jvc-victor.co.jp/press/2005/hp-w1500.html
□製品情報
http://www.jvc-victor.co.jp/accessory/headphone/surround/index.html
□関連記事
【2月28日】ビクター、コードレスヘッドフォン「HP-W1000」を発売中止
-目標とする商品完成度を達成できず
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20050228/victor.htm
【2004年11月15日】ビクター、デジタルコードレスヘッドフォンの発売を延期
-回路設計の変更により、2005年3月上旬発売に
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20041115/victor.htm
【2004年9月22日】ビクター、フルデジタル伝送が可能なワイヤレスヘッドフォン
-ドルビーヘッドフォン機能を備え、サラウンドデコーダも内蔵
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20040922/victor.htm

(2005年9月20日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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