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株式会社デノンコンシューママーケティングは、HDMI端子を備えたミドルクラスのAVアンプ「AVC-3920」を10月上旬に発売する。価格は173,250円。カラーリングはプレミアムシルバー(SP)。
最大出力180W×7ch(6Ω時)の7.1ch AVアンプ。独自の高音質サラウンド回路「New D.D.S.C.(Dynamic Discrete Surround Circuit)デジタル」を搭載。新型のSHARCプロセッサを中心に構成しており、192kHzまでのデジタル信号も余裕をもって処理できるという。 また、全チャンネルに24bit/192kHz対応のDACを搭載。同じく192kHzに対応する独自のアナログ波形再生技術「AL24 Processing Plus」も全チャンネルに採用しており、DVDオーディオなど、リニアPCMのマルチチャンネルソースも高音質で再生。さらに、ADCも24bit/192kHzをサポートし、アナログソースを高音質でサラウンド再生できるという。 Ver1.1に対応したHDMI端子を備えており、1080pの映像もスルー出力/スイッチング可能。音声伝送にも対応するほか、ビデオアップ/ダウンコンバージョン機能も搭載。コンポジット/S映像/コンポーネントをHDMI出力に変換したり、コンポジット/S映像/コンポーネントの相互変換が可能。ただしスケーラはそなえていないため、HDMI端子へのアップコンバートは入力された信号の解像度のままの出力となる。また、コンポーネントからコンポジット/S映像へのダウンコンバートは480iのみ可能。 映像用には12bit/216MHzのDACを搭載。NSV(ノイズ・シェープト・ビデオ)技術により映像信号のS/N比を改善したという。 デコーダはDTS-ESやドルビーデジタルEX、ドルビープロロジック IIxなどに対応。付属のマイクを使ったオートセットアップ、ルームEQも利用できる。ほかにも、対応ソースを自動判別するオートサラウンドバックチャンネルオン機能、4種類の入力信号に対してサラウンドモードを自動的に記憶する機能なども搭載する。 独自のDENON LINK(3rd Edition)も搭載。DVDオーディオのマルチチャンネル出力にフルスペック対応するほか、SACDのマルチチャンネル出力にも対応する。 電源部には新開発の大電流型パワートランジスタを利用したシングルプッシュプル回路を採用。フロントチャンネルのバイアンプ駆動を可能にするサラウンドバックチャンネルのアサイン機能も備えている。
映像入力はHDMI×2、コンポーネント×3(RCA×1/RCAまたはD5×2)、S映像×7、コンポジット×7。映像出力はHDMI×1、コンポーネント×2(RCA×1/RCAまたはD5×1)、S映像×3、コンポジット×3。なお、コンポーネント映像出力は2系統同時出力が可能。
音声入力はアナログ音声×11、7.1chアナログマルチ×1、光デジタル×5、同軸デジタル×2、DENON LINK×1。音声出力は7.1chアナログマルチ×1、レックアウト×3、光デジタル×2。トリガー出力も2系統備える。外形寸法は434×429×171mm(幅×奥行き×高さ)。重量は18kg。学習機能を備えたリモコンも同梱する。
□デノンのホームページ
(2005年9月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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