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株式会社マランツ コンシューマー マーケティングは、新レイアウトの回路や、上位モデル用の高品位パーツなどを採用したプリメインアンプ「PM8001」を11月に発売する。価格は84,000円。カラーはゴールド。 強力な磁気回路を持つスピーカーに余裕を持って対応するために開発したという新回路を採用した、定格出力70W×2ch(8Ω)のプリメインアンプ。整流回路と給電回路をパワートランジスタと同一基板に配置して最短距離で結んだことで、信号ロスの低減とパターン幅の拡大を実現。従来モデルに比べ瞬時電流供給能力が約1.5倍となった。また、新レイアウト回路によりメイン基板にスペースが生まれたため、HDAM-SA回路を実装し、よりダイレクトな信号伝達が可能になったという。 また、トランスは垂直方向の磁束漏れを抑える3mm厚のアルミ製ショートリングを採用したトロイダルトランスで、内側には水平方向の磁束漏れを防ぐ珪素鋼板シールド採用の2重シールド。ボルトは非磁性体の真鍮製。ボリュームアンプとパワーアンプに電流帰還型回路を搭載し、ボリュームには「PM-14SA Ver.2」と同等のダイキャストフレーム採用の大型タイプを採用している。
上級機の「PM-15S1」と同じ構成のアクティブフィルタ型トーンコントロール回路を搭載。位相特性の変化がなく、0ポジションでは完全にフラットな特性となる。また、PM-11S1/15S1でも搭載されたインプットバッファ回路により、チャンネルセパレーションとSN比を向上。CD入力端子は独立した専用バッファ回路を搭載する。 ブロックコンデンサには音質検討を重ねた大型カスタム品を採用するほか、上級機と同様のコンデンサやショットキーバリアダイオード、トランジスタなどを搭載した。MMカートリッジ対応のフォノイコライザ回路を搭載し、PM-11S1/15S1と同じ電流帰還型の回路を採用する。フルRECセレクタを搭載し、再生時の裏録音や、レコーダ機器間のダビングにも対応。 入力端子はアナログのみで、CD、TUNER、DVD/AUX、PHONOを各1系統、さらにTAPE入出力を各2系統装備。また、前面パネルにはヘッドフォン出力を搭載している。スピーカー端子はバナナプラグ/Yラグ対応のWBT製大型ターミナルを採用する。
シャーシは、メインシャーシと1.5mm厚の黒色塗装底板の2層構造。フロントパネルはアルミ製で、インプットセレクタやボリュームノブにもアルミを採用。 周波数特性は5Hz~100kHzで、SN比は85dB(フォノ)、88dB(ライン入力)、107dB(メイン)。消費電力は200W。外形寸法は440×364×128mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.5kg。リモコンが付属する。 □マランツのホームページ (2005年9月30日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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