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米Analog Devicesは現地時間の14日、SHARCプロセッサシリーズの新モデルとして、コストパフォーマンスに優れ、1ドル当たり319MFLOPSの性能を持つ「ADSP-21375」を発表した。米国での参考単価は5ドル。AV機器や産業用、医療用製品などでの使用を想定している。 SHARCシリーズで採用されている266MHz動作のDSPコアとオンチップ・メモリを、低コスト化が可能な208ピンのQFP、またはBGAパッケージにまとめた製品。2MBitのマスクROMと、0.5Mbitの内部RAMを搭載しており、外部メモリからの直接実行にも対応している。 また、第3世代SHARCプロセッサとピン互換があり、顧客が性能の選択を容易に行なえるという。同社は「シングル・プラットフォーム設計で開発費を抑えながら、多数の製品ラインナップを展開でき、開発時間の短縮や投資回収の最大化を実現できる」としている。
さらに、開発ツールとして統合ソフトウェア開発環境の「VisualDSP++」や、評価システム「EZ-KIT Lite」、エミュレータも提供できるという。
□Analog Devicesのホームページ(英文)
(2005年11月15日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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