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株式会社東芝は21日、ハイブリッドレコーダ「RD-XS57/37」に搭載している「おすすめサービス」を利用し、8月11日から8月28日まで実施していた「番組宣伝・情報提供サービス」のトライアル結果を発表した。 「おすすめサービス」は、全国のRDユーザーがiNETで予約した番組を集計したデータを元に、おすすめ番組などを事前に告知する機能。「予約ランキング」や、過去の自分の予約履歴を元にした「あなたのおすすめ」、自分と好みが似ている人の予約履歴を元にした「みんなからのおすすめ」などを用意している。 トライアルでは、メーカーから情報を提供する「とっておき広場」を新設。8月27日に無料映像配信サービス「GyaO(ギャオ)」で実施されるアニメ「交響詩篇エウレカセブン」の1~18話配信イベントを、「おすすめ情報」として、RD-XS57/37向けに配信した。 ただし、上記機種全てに配信が行なわれたのではなく、番組視聴の嗜好にあわせた情報提供として、8月11日~28日の間に「アニメ/特撮」ジャンルを録画、もしくは録画予約したユーザー向けに情報配信を行なった。なお、同ユーザーの割合は、全おすすめサービス利用者の約60%に相当するという。
トライアルの結果、情報ページを閲覧したユーザーの比率は58.1%。これは、情報告知対象をアニメ/特撮録画をしたユーザーに絞り込まない場合の反応率38.3%と比べ、20%向上している。 さらに、情報配信の結果、番組に興味を持ち、エウレカセブンのテレビ放送の録画/録画予約を行なったユーザーの伸び率は、告知期間中は140.3%、告知終了1週間後は126.2%になったという。そのため、同社では「40.3%増のユーザーに興味を喚起させ、告知終了後も26.2%増ユーザーを継続的な録画予約に誘導した」と分析。告知終了後分の増加幅である26.2%のユーザーが、「同番組の固定ファン層に成長した可能性が高い」と分析している。 また、告知期間中と終了後の予約状況から、ユーザーを「固定ファン層」、「新規ファン層」、「潜在ファン層」の3層に分類。告知前より予約を行なっていた固定ファンは、アニメ特撮に対する予約傾向が他の層よりも圧倒的に高いこと。告知に反応して予約を開始した新規ファンは、ニュース/報道、情報/ワイドショーに対する予約傾向が高いこと。予約に至らなかった潜在ファン層は、ドラマやバラエティに対する予約傾向が高いことなどを確認したという。 これらの結果を踏まえ、同社はトライアルによって関連番組の録画ユーザーを大幅に伸張させることと、その中から一定の割合が固定ファン化すること。そして、番組録画の嗜好に合わせた情報配信で、閲覧率や録画ユーザー転換率が飛躍的に向上することを確認。さらに、録画予約転換ユーザーとそれ以外のユーザーでは、普段の番組視聴動向に大きな差があること分析。
「番組視聴の嗜好にあわせた情報提供はユーザーへの受容度が高く、番組や作品の選択に有益に活用されるシステムだ」と結論付けている。同社は今後も、おすすめサービスを活用したターゲットプロモーションを展開する予定。
□東芝のホームページ
(2005年11月21日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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