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松下電器産業株式会社は18日、2006年2月10日からイタリア・トリノで開催される第20回オリンピック冬季競技大会(トリノオリンピック)の日本代表選手団への、同社の「SDカードムービー SDR-S300」の贈呈式を行なった。提供台数は240台。
松下電器はAV機器分野のTOP(The Olympic Partner)として、'88年のカルガリーオリンピックから協賛しており、今回が夏冬あわせて11回目の大会となる。TOPスポンサーは、当該カテゴリーにおけるオリンピックロゴなどを使用した宣伝権を全世界に有する。TOPスポンサーは各カテゴリーごとに11社が参加しているが、日本の企業は松下電器だけとなっている。
今回の贈呈は「がんばれ! ニッポン!」活動の一環。SDR-S300を提供した理由を、同社のパナソニックAVCネットワーク社 ネットワーク事業グループ ムービービジネスユニット ビジネスユニット長 中谷 明弘氏は、「SDカードムービーは、特に結露に強いことから、雪と氷の世界で実力を発揮することで間違いない。冬季オリンピックという過酷な環境の中でも、選手の活躍を大いにサポートできる」と説明した。 さらに、「是非、SDカードムービーを活用いただて、メダル獲得につながる活躍をされることを心より願っている」と期待を込めた。 なお、SDR-S300以外にも、水濡れに強く持ち運びに便利な止水ファスナー付きキャリングケースや、ネックストラップ、SDカードケースなども、トリノの雪をイメージし、白を基調としたオリンピックデザインで特別に製作して、贈呈された。 SDR-S300については、現在市販されているものと同じものだが、キャリングケースや、ネックストラップ、SDカードケースは今回特別に製作されたもの。「今回の贈呈は、メーカーとしての文化貢献を第一に考えて行なった。そのため、オリンピックデザインの製品を、一般の消費者にそのまま提供するということは考えていない」(中谷氏)という。
日本代表選手団を代表して贈呈を受けた、財団法人日本オリンピック委員会(JOC) 常務理事 トリノオリンピック日本代表選手団団長 遅塚研一氏は、「SDカードムービーは、小さくて軽くて、衝撃と気温変化に大変強いという製品と聞いている。まさに、冬の競技にふさわしい」と喜んだ。 また、「数日前、実際に使う機会がありましたが、操作が簡単で、映像がきれいでビックリした。記録系の競技より、採点系の競技。選手より、むしろコーチの方が大変喜ぶと思う。特にフィギュアとか、スノーボードのハーフパイプのコーチは大変強力な武器にするだろう」と語った。 さらにトリノオリンピックの抱負を「メダルの数をよく聞かれるですが、色に関係なく5つと答えている。記録系の競技と違って、採点系は予想と結果が違う場合がある。しかし、練習のときからSDカードムービーを活用していけば、考えている以上の結果がだせるかもしれない」。 「フィギュアで1つ、スノーボードで1つ。さらに、SDカードムービーでメダルの積み増ししたい」と期待を語った。
□松下電器のホームページ
(2006年1月18日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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