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米All Media Guide(AMG)のアジア地域総代理店を務める株式会社レインボー・パートナーズは23日、AMGが開発した音楽用レコメンデーション・エンジン「Tapestry」(タペストリー)の、各メーカーへの提供を開始したと発表した。 Tapestryは、ユーザーの好みや目的に応じた音楽を検索するシステム。曲のジャンル、スタイル、テーマ、曲調、使用している楽器、年代などを指定すると、それに適合する楽曲をリストアップしてくれるというもの。 AMGのデータベースは、楽曲を階層構造で計6,200のジャンルに分類しているのが特徴で、「ロック」でも「アシッドロック」、「ブリティッシュパンク」、「ファンクメタル」など、170以上の小ジャンルに分類している。こうしたデータを活かして要求に合う楽曲を検索する。 例えば「ノリノリのハードロックで、ドライブに最適な曲」や「スローテンポなビッグバンドジャズで、悲しい時に聴く曲」などの指定も可能。マッチする楽曲が一覧表示される。 同システムは、ソフトやハードへの組み込みを想定し、ASP形式で家電メーカーやソフトメーカーなどに提供される。また、オンライン・ミュージックストアでの利用も提案。配信サイト上でユーザーの好みに合った楽曲のレコメンドができるようになるほか、ユーザーの持つライブラリに適用することで、目的に合ったプレイリストを作成する機能も追加できるという。
同社は「既に提供しているメディア認識技術“LASSO”と組み合わせるとで、ユーザーのライブラリを解析し、同じアーティストの楽曲で持っていないものをレコメンドするなどの応用も可能」としている。なお、Web上にデモ用ページを開設しており、実際に検索することができる。ただし、英語版となっており、邦楽には対応していない。
□AMGのホームページ(英文)
(2006年1月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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