カノープス、コンポーネント対応アナログ-DVコンバータ －完全な外部同期再生を実現。音ズレも防止

2月下旬発売 標準価格：298,000円

　2001年11月に同社が個人ユーザー向けに発売したアナログ-DVコンバータ｢ADVC-100｣を、プロフェッショナルの業務でも利用できるように発展させた製品で、2003年2月発売の「ADVC-500」の上位モデル。ベータカム素材などをDV編集システムに取り込むことができる。

背面端子部

　ADVC-500との違いは、RS-422A経由でデッキコントロールができるようになったこと。さらに、スキップやホールドのない、完全な外部同期再生を実現するという独自技術「パーフェクトシンク」に対応。リファレンス信号に同期した再生や、LTCタイムコード入出力が行なえるとのこと。また、映像と音のズレを防止する「Locked Audio」機能も使用できる。

　独自の高画質DVコーデックを内蔵したIEEE1394リンクLSIチップを内蔵。独自のデジタルビデオ信号処理と組み合わせることで、高画質を実現したという。また、アナログ信号へのノイズの混入を防ぐため、ACアダプタ方式を採用している。

ビデオ信号方式		NTSC/PAL (入力のみSECAM対応。出力はPAL)
デジタル映像	形式	DV/DVCAM
	入出力端子	IEEE1394 4ピン×1
		IEEE1394 6ピン×1
	ビデオサイズ	720×480ピクセル（NTSC） 720×576ピクセル（PAL）
デジタル音声	サンプリングレート	12bit/32kHz 2ch
		16bit/48kHz 2ch
	Locked Audio	ON/OFF
アナログ映像	入力端子	BNC(コンポジット)×1
		S映像×1
		BNC(コンポーネント)×1
	出力端子	BNC(コンポジット)×1
		S映像×1
		BNC(コンポーネント)×
	ビデオサイズ	720×480ドット(NTSC) 720×576ドット(PAL)
アナログ音声	入力 （バランス）	XLR-3-31×2
	入力 （アンバランス）	ピンジャック (ステレオ1系統)
	出力 （バランス）	XLR-3-32×2
	出力 （アンバランス）	ピンジャック (ステレオ1系統)
TC入出力	LTC入力	BNC×1
	LTC出力	BNC×1
REF入力	B.B.入力	BNC×2 (入力及びループスルー、75Ωの自動ON/OFF)
		DV→アナログ変換時にREF同期で アナログビデオ出力が可能
REMOTE		D-Sub9ピン(メス)×1(RS-422A)
		AV/C → RS422A コマンド変換機能
消費電力		+12V 1.7A
外形寸法 (幅×奥行き×高さ)		430×245×44mm
質量		約2.9kg

□カノープスのホームページ
http://www.canopus.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.canopus.co.jp/press/2006/advc700.htm
□製品情報のページ
http://www.canopus.co.jp/catalog/advc/advc700_index.htm
□関連記事
【2003年2月7日】カノープス、色差入出力対応アナログ－DVコンバータ
－PCからの画質調整も可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20030207/canopus1.htm
【2002年12月4日】【EZ】チューナを搭載したDVコンバータ
～ AVIでテレビが録れる「ADVC-200TV」 ～
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021204/zooma86.htm
【2002年11月14日】カノープス、TVチューナ内蔵のDV－アナログコンバータ
―単体で動作可能、制御・編集ソフトも用意
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20021114/canopus.htm
【2001年9月19日】カノープス、アナログビデオ/DV相互変換ユニット
－独自DVコーデックLSI搭載、Locked Audio対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20010919/canopus.htm

(2006年1月27日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]

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