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株式会社アイ・オー・データ機器は、テレビキャプチャカード「GV-MVP/GX2」と「GV-MVP/GX2W」の2モデルにMPEG-4ハードウェアトランスコード機能を追加するアップデータを2月17日に公開する。
また、上記製品を含む5モデルのテレビキャプチャカード/キャプチャユニットについて、「GVencoder」で変換した動画を自動でiPodに転送することが可能になるアップデートも行なう。
■ MPEG-4ハードウェアトランスコード機能 MPEG-2/4のリアルタイム録画が行なえるGV-MVP/GX2とGV-MVP/GX2Wに、新たにMPEG-2やAVIからのMPEG-4変換機能をハードウェアでサポート。MPEG-2からMPEG-4へのハードウェアトランスコードと、AVIからMPEG-4へのハードウェアリアルタイムエンコード機能を追加した。
従来は、録画済みの動画をトランスコードするプラグイン「GVencoder」によるMPEG-2のハードウェアトランスコードは可能だったが、MPEG-4への変換処理はソフトウェアエンコードとなっていた。同社の測定では、15分のMPEG-2(6Mbps)を「iPod高画質」プロファイル(768kbps)のMPEG-4に変換する場合、ソフトウェアトランスコードでは約18分だったが、約7分で行なえるようになるという。 出力可能なMPEG-4のビットレートは64~384kbps、解像度は320×240ドットまたは176×144ドット。音声形式はMPEG-4 AACの32~288kbpsとなっている。MPEG-4プロファイルとして、iPod用/PSP用/MPEG-4 SP/カスタムが選択可能。なお、MPEG-4 AVC/H.264形式には対応しない。
■ iPod転送/iTunes登録機能 2005年11月発売のGV-MVP/GX2とGV-MVP/GX2Wについて、録画したMPEG-4ファイルを自動でiPodに転送する機能を追加。また、上記2モデルに加え、デジタル放送対応の「GV-MVP/RX3」や、外付けキャプチャユニットの「GV-MVP/TZ」、「GV-MVP/RZ3」の5製品についてはGVencoderで変換したファイルをiPodへ自動転送可能になる。
録画ファイルは、PCにiPodを接続した状態で録画されていれば自動転送が可能。予約録画設定時に、エクスポート先として「iPodへコピー」を選択する。転送先をiTunesに設定することも可能で、iTunesのオートシンク機能と合わせて利用すれば、iTunesとiPod両方への転送も簡単になる。
□アイ・オー・データ機器のホームページ
(2006年2月10日) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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