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ヤマハ株式会社は、壁などに音を反射させることでサラウンド再生を実現する、一体型筐体の5.1chサラウンドシステム「YSP-800」のブラックモデルを2月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は95,000円前後の見込み。 YSP-800は、「デジタル・サウンド・プロジェクター」シリーズの第2弾モデルとして開発されたもの。32型のテレビにマッチするサイズとしてシルバーモデルが2005年9月に発売された。なお、同時期に発売された42型テレビ用サイズの「YSP-1000」はブラック(B)とシルバー(S)のカラーバリエーションを用意していたが、YSP-800はシルバーカラーのみだった。 しかし、薄型テレビのブラックモデルに人気があることや、YSP-1000のブラックモデルに人気があることなどを受け、YSP-800にもブラックモデルが追加されることになった。カラーリング以外の仕様は共通で、価格も同じオープンプライス。実売価格も同じになる見込み。 薄型/横長の筐体に小型のフルレンジユニットとウーファ、デジタルアンプを搭載したシステム。最大の特徴は、指向性の高い音をビーム状に放出し、部屋の壁や天井などに反射させ、5.1chサラウンドを実現すること。物理的にリスナーの背後から音を出すことができるため、バーチャルサラウンド技術よりも明確なサラウンド感が得られるという。 初代モデル「YSP-1」(157,500円)の特徴を受け継ぎながら、新たに自動音場補正システム「インテリビーム」を搭載。付属マイクを利用して約3分で自動調整が行なえる。また、OSDの表記がYSP-1の英語から日本語に変更されるなど、細かいブラッシュアップも行なわれている。
外形寸法は800×115×153(幅×奥行き×高さ)。フルレンジユニット数は4cm径×21基で、ウーファユニットは10cm径×2基。デジタルアンプの出力は2W×21ch、20W×2ch。入力端子はアナログ、光デジタルが2系統、同軸デジタルが1系統で、映像入力は非搭載。出力はサブウーファに加え、OSD用の映像出力を備える。重量は9kg。
□ヤマハのホームページ
(2006年2月10日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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