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松下、プラズマ「VIERA」4モデルを発表
-全モデル1080p対応。「VIERA Link」サポート


イメージキャラクターの小雪さんと「TH-58PX600」
4月15日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 松下電器産業株式会社は、薄型テレビVIERA(ビエラ)シリーズのプラズマタイプの新モデルとして、HDMIの1080p入力に対応した4モデルを発売する。58V型、50V型、42V型、37V型を用意。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。

サイズ 品番 特徴 店頭予想価格 発売日
58V型 TH-58PX600 1,366×768ドット
HDMI 1080p入力対応
78万円前後 5月1日
50V型 TH-50PX600 1,366×768ドット
HDMI 1080p入力対応
56万円前後 4月15日
42V型 TH-42PX600 1,024×768ドット
HDMI 1080p入力対応
45万円前後
37V型 TH-37PX600 1,024×720ドット
HDMI 1080p入力対応
36万円前後

新VIERAシリーズ

 いずれのモデルも、パネル材料の改善や高速駆動技術などを用いて、発光効率を従来比約20%向上させたという新開発の「新PEAKSパネル」を採用。さらに、独自の「リアルブラック駆動方式」も予備放電の発光を一層抑え、全面保護ガラスに光の透過率を抑えた「ディーブラックフィルター」を採用。コントラスト比4,000:1を実現し、暗所では最大10,000:1表示も可能としている。

 さらに、最大16bitの信号処理が可能な新「PEAKSドライバー」により、階調性も約50%向上させた。パネル解像度は58V型と50V型が1,366×768ドット、42V型が1,024×768ドット、37V型が1,024×720ドット。アスペクト比はいずれも16:9となっている。

発光効率を従来比約20%向上させた「新PEAKSパネル」や「リアルブラック駆動方式」などを採用。PEALKSドライバーでは従来の14bit処理を16bitまで高め、階調性を50%アップさせたという

TH-58PX600 TH-50PX600 TH-42PX600

 最大の特徴は、HDMIケーブルで同社のデジタルレコーダ「DIGA」を接続すると、VIERAのリモコンを使い、VIERAの画面からDIGAを操作できる「VIERA Link」(ビエラリンク)機能を備えたこと。HDMIケーブルに機器の制御信号も流し、HDMI以外のケーブルを接続する必要はない。

 HDMIでDIGAと接続した状態で、VIERAのリモコンの「サブメニュー」ボタンを押すと、GUI画面で「今観ている番組を録画する」などの簡単メニューがあらわれる。録画を選択すると、DIGAが自動的に起動し、視聴中の番組の録画がスタート。録画の停止も同様に行なえる。

 さらに「操作一覧」を押すことで、より詳細なメニューを表示。VIERAのEPG画面から録画予約を行ない、その情報をDIGAに転送したり、DIGAに保存されているコンテンツの表示、選択、再生、再生後の一時停止や早送りなどの諸操作もVIERAのリモコンから行なえる。

付属のリモコン。「サブメニュー」と「操作一覧」の新機能ボタンを搭載した サブメニューを押すことで、頻繁に利用する連携機能のみを呼び出すことができる

 その場合、DIGA内のコンテンツ一覧を画面に表示する段階で、GUIはDIGAのものが表示され、VIERA側は外部入力画面に切り替わっている。しかし、DIGA内のコンテンツ選択やメニュー項目移動などはVIERAのリモコンから全て行なえるので「今DIGAとVIERAのどちらからGUIが表示されているのか?」といったことをユーザーが意識せずに利用できる。

 ただし、DIGA内のコンテンツやDIGAのDVDドライブに挿入されたDVDビデオを制御する場合、VIERAのリモコンにはDIGA用の再生/停止などのボタンは装備されていないため、VIERAに表示されるスクリーンコントローラーを見ながら、VIERAリモコンの十字キーを操作してDIGAを制御することになる。

操作信号をVIERAからDIGAへ送信 DIGAの細かな操作は「操作一覧」から行なえる VIERAからDIGAの操作を行なう再に表示されるGUIコントローラー

 ほかにも、VIERA Linkに対応したAVアンプとの連携も可能。VIERAメニューから「音声をAVアンプから出す」を選ぶと出力が切り替わり、AVアンプも起動。自動的にAVアンプの入力切り替えも行なわれる。アンプの音量調節もVIERAから可能で、VIERA内蔵のスピーカーはミュートされる。さらに、VIERA、DIGA、AVアンプの電源をVIERAのリモコンから一度にOFFすることもできる。

 HDMI端子は全モデルで1080pの入力に対応。1080p出力に対応したDIGA「DMR-EX550」などと連携できる。なお、最大各色16bit伝送に対応する次世代HDMI規格ではなく、従来と同じ各色8bit伝送のHDMIとなっている。

TH-37PX600

 ほかにも、各モデルに新「PEAKSプロセッサ」による「コントラストマネジメント機能」や、「モーションパターンノイズリダクション」、「ビビットカラークリエーション」、「サブピクセルコントローラー」、「インテリジェントエンハンサー」などを採用。高精細で残像感を抑えた映像を実現したとしている。

 SDカードスロットも用意し、新たにMPEG-2形式の動画再生に対応。SDカードを採用した同社のムービーカム「SDR-S100/S300」で撮影した動画を大画面で再生できる。さらに、JPEG形式の静止画表示に対応。スライドショー再生も行なえる。

 チューナ部は全モデル地上デジタル/BS/110度CSデジタルチューナを2系統、アナログチューナを2系統の、計4系統搭載。デジタル放送の2画面表示も行なえる。

 EPGはGガイドに対応。録画予約が手軽に行なえるほか、新たに「探して毎回予約する」機能を追加。番組を自動検索し、毎回予約してくれるため、ドラマなどの録画に適しているという。インテリジェント機能も備え、ユーザーの好みを学習し、おすすめ番組を表示する機能も利用可能。

 リモコンもユニバーサルデザインを追及。新たに「ガイドボタン」を設け、操作がわからなくなった時に押すと、使い方を静止画と音声で表示する「ビエラ操作ガイド」も用意した。各モデルの主な仕様は以下の通り。

品番 TH-58PX600 TH-50PX600 TH-42PX600 TH-37PX600
サイズ 58V型 50V型 42V型 37V型
解像度 1,366×768ドット 1,024×768ドット 1,024×720ドット
接続端子 HDMI×2系統2端
i.LINK×2端子
D4×2系統2端子
コンポジット×4系統4端子
S映像×3系統3端子
アナログ音声×6系統
モニター出力×1系統1端子(S映像×1系統1端子)
アナログ音声出力×1
光デジタル音声出力×1
アナログRGB(ミニD-Sub 15ピン)×1系統
PC用ステレオミニ音声×1
へッドフォン×1
ファミリーイヤフォン×1
モジュラー/Etehrnet
消費電力 590W 455W 345W 285W
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
1,454×99×918mm 1,266×95×802mm 1,077×95×689mm 977×95×629mm
重量 62kg 44kg 33kg 29kg


□松下電器のホームページ
http://panasonic.co.jp/
□ニュースリリース
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn060308-1/jn060308-1.html
□製品情報
http://panasonic.jp/viera/products/px600/index.html
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-HDMIでTV/レコーダを連動「VIERA Link」。1080p対応
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20060308/pana1.htm

(2006年3月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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