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ソニーは、Hi-MD対応のMDウォークマンの新モデルとして、録音した楽曲をPCに転送し、自由に編集もできる「MZ-RH1」を4月21日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後の見込み。なお、カラーリングはシルバーのみだが、ソニースタイル限定モデルとしてブラックも同日に39,800円で発売される。
Hi-MD/MDメディアへの録音/再生が行なえるMDウォークマン。本体にUSB端子を装備し、付属のケーブルでパソコンと接続して、PC用データ用USBストレージとしても利用できる。 MDに録音した楽曲データをPCに転送した後、自由に編集が可能。WAV形式での取り込みに対応しており、様々な編集ソフトで録音したデータを素材として利用できる。さらに、USB 2.0も新たにサポートした。 なお、MDLP(132kbps)、もしくはMDLP4(66kbps)で録音した楽曲はそのままPCへアップロードできるが、SPモードの楽曲はリニアPCM(1,411kbps)、もしくはATRAC3plus(256kbps)に変換しながらのアップロードとなる。また、取り込み時にWAV形式も選択できる。
なお、音楽配信(EMD)サービスで購入した楽曲は転送できないほか、他のPCでNetMDチェックアウトした楽曲も転送できない。なお、アップロード時の諸設定はMZ-RH1に付属する「SonicStage 3.4」でのみ可能。 取り込んだ楽曲はGracenoteのMusicIDを利用して、楽曲情報が自動付与される。また、新モデルではMacへのアップロードにも対応。専用ソフト「Hi-MD Music Transfer for Mac ver.1.0」を同梱しており、リニアPCM/Hi-SP/Hi-LPモードで録音したデータを1,411kbpsのWAVファイルに変換して取り込める。
本体側面に有機ELディスプレイを採用しており、各種情報表示やスペアナ表示も可能。11セグメントRECレベルメーターなども備えている。また、録音操作時に利用するキーを集中してレイアウトするなど、無駄な動きのない、直感的な録音操作が行なえるという。 また、再生時に利用できる機能として「Dynamic Normalizer」(ダイナミック・ノーマライザ)を搭載。音量差の大きい曲が混ざって録音されたディスクでも、聴きやすいレベルに自動的にそろえるほか、小音量時の再生音も改善しているという。さらに、従来比2倍となる大容量のカップリングコンデンサを採用。HDデジタルアンプなども使用しており、徹底した音質向上を行なったとしている。
外形寸法は87.7×17.3×87.7mm(幅×奥行き×高さ)、重量は106g。電源は付属のリチウムイオン充電池を使用しており、付属のACアダプタ、もしくはUSBバスパワーからの給電にも対応。連続使用時間はMDモードのLP4モードで19時間、Hi-MDのHi-LPが18.5時間。漢字の一行表示ができるリモコン、ヘッドフォンなどを同梱する。
□ソニーのホームページ
(2006年3月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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