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スタックス、コンデンサ型ヘッドフォンの新モデル
-ドライバユニットをブラッシュアップ。実売約13万円


3月15日発売

標準価格:134,400円


 有限会社スタックスは、コンデンサ型ヘッドフォンの新モデル「SRS-4040A」を3月15日に発売した。価格は134,400円。ドライバユニットの「SRM-006tA」と、ヘッドフォン「SR-404 Signature」を組み合わせたモデルで、「SR-404 Signature」は既発売のモデル。それぞれ単品販売も行なっており、単品価格は「SRM-006tA」が92,400円、「SR-404 Signature」が42,000円。

 新たに発売されるドライバユニット「SRM-006tA」は「SRM-006t」の後継モデルで、真空管式を採用。入力系統数が従来の2系統から3系統に増加しており、独立したXLR入力を装備。電子式切換方式を使用しており、パラレル出力端子も装備している。

 従来は2個の音響用リレーで左右2系統の信号を切り換えていたが、新モデルでは左右各3個、計6個の音響リレーを搭載。2系統のRCA入力のHOT/COLD側を同時に切り換える方式に変更し、2種類の機器がユニットに同時接続されていても、直流的に絶縁することで、機器同士の干渉を低減している。

 さらに、SACDやDVDオーディオとの連携を想定し、回路定数の見直しを行ない、再生周波数レンジの広帯域化を実現したという。なお、SR-404 Signatureの再生周波数特性は7Hz~41kHzとなっている。

 ほかにも、ヒーター電源を、従来のAC電源供給から、ショットキーバリアダイオードと大容量電解コンデンサを組み合わせた整流回路を使用した低リップルのDC電源に変更。 ハムノイズの低減を図っている。

 また、デザイン面もフロントパネルの角に丸みを帯びたデザインを採用。パネルカラーをアルミ素材の色を活かしたナチュラル色とし、ヘアライン加工も施している。

 使用している真空管は6CG7/6FQ7を各2本。増幅度は54dB(500倍)。消費電力は49W。外形寸法は195×375×103mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.4kg。

 「SR-404 Signature」は、厚さ1.35/1,000mmという極薄の振動板を静電気で駆動するコンデンサ型のヘッドフォン。同社はイヤースピーカーと呼んでおり、信号に忠実で分解能の高い再生ができるとしている。

 音圧レベルは100dB/100V r.m.s.、ケーブルの導体はPC-OCCで、ケーブル長は2.5m。イヤーパッドには高い透湿性を持つ人工皮革を使用。ケーブルを含む重量は475gとなっている。

□スタックスのホームページ
http://www.stax.co.jp/
□ニュースリリース(PDA)
http://www.stax.co.jp/Pdf/JP/NEWS-4040A.pdf
□関連記事
【2005年12月20日】スタックス、ドライバユニットを強化したヘッドフォン
-開放型と耳栓型の2モデルをリニューアル
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051220/stax.htm

(2006年3月27日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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