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NTTドコモは29日、携帯電話として初めて衛星デジタル放送「モバHO!」の音楽/音声番組の受信に対応した三菱製の端末「MUSIC PORTER X」を4月8日に発売すると発表した。価格はオープンプライス。「MUSIC PORTER X」向けのオリジナル編成チャンネル「Gパック」を月額980円で受信できる。 1GBのフラッシュメモリを内蔵し、音楽プレーヤー機能に特化した携帯電話。製品自体は2005年10月に発表され、「CEATEC JAPAN 2005」でも参考展示されたが、発売日やモバHO! 関連の詳細情報が明らかにされたのは今回が初めて。モバHO! の動画放送やワンセグ受信には対応していない。 国内の携帯電話として初めて、モバHO! の音声番組の受信に対応。モバHO! の音声はAACやAAC+SBRで放送されているが、内蔵メモリに録音が可能。自動的にアーティスト/タイトル名が保存されるとともにプレイリスト化され、リピート再生なども行なえる。なお、メモリーカードスロットは備えていない。
モバHO! は約2時間聴取するとオフタイマーによって自動的に終了する。録音したデータの再生可能時間は約6時間。なお、アナログFMラジオチューナも内蔵しており、約25時間の連続聴取が行なえる。 受信可能なチャンネルは音声のみの15チャンネル。「Gパック」と呼ばれる専用パックになっており、月額利用料金は980円。プリインストールされている「モバHO! 加入申込アプリ」から申込みが必要。月額料金はiモード情報量として支払うことができる。なお、それ以外にも加入料が2,500円必要だが、2006年6月30日までは加入料無料となっている。
音楽再生機能も充実しており、ATRAC3/ATRAC3plus/MP3/AACの再生に対応。USBケーブル経由で「Mora」で購入した楽曲や、エニーミュージック対応オーディオから転送した楽曲も再生が可能。PC用バンドルソフト「BeatJam」を利用し、音楽CDから楽曲を取り込むこともできる。音楽の連続再生時間は約20時間。
ディスプレイに表示するメイン画面にミュージックプレーヤー風デザインや、「モバHO!」の受信画面などを表示可能。様々なグラフィックがプリインストールされており、トータルコーディネート設定を行なうことで、ミュージックプレイヤー画面と待ち受け画面、メニューなどを一括して変更できる。 筐体や内部のグラフィック、アクセサリーなどは全てデザインユニット、TGB design. 石浦克氏がプロデュース。卓上クレードルや平型イヤフォンセット、イヤフォンターミナルなども別売で用意している。 ディスプレイは2.8型で、解像度は240×400ドット。26万色表示が行なえる。また、有効画素数32万画素のCMOSカメラを内蔵する。カラーリングはサファリ・グリーン。外形寸法は109×50×24mm(縦×横×厚さ)で、重量は約136g。連続待ち受け時間は静止時で約420時間、移動時で約320時間。連続通話時間は約170分。
なお、これに併せてHMVではHMV渋谷、HMV原宿、HMV新宿SOUTH、HMV新宿EASTなど15店舗で、MUSIC PORTER Xが体験できるイベント「MUSIC PORTER X presents HMV Japan-COUNTDOWN」を実施する。期間は4月1日~30日まで。
□NTTドコモのホームページ
(2006年3月日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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