◇ 最新ニュース ◇
【11月30日】
【11月29日】
【11月28日】
【Watch記事検索】
NEC、「VALUESTAR」一新。デジタル放送対応を強化
-ディスプレイにチューナを内蔵。MCE搭載モデルも増加


VL970/FG

4月14日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 NECは、デスクトップPC「VALUESTAR」シリーズを一新。地上/BS/110度CSデジタル放送対応モデル5製品を4月14日より順次発売する。価格は全てオープンプライス。


■ ディスプレイ側にチューナを内蔵した「VALUESTAR L/X」

 スリム型のデスクトップPC「VALUESTAR Lスタンダード」シリーズの最上位モデル「VL970/FG」と、水冷デスクトップPC「VALUESTAR X」シリーズの「VX780/FD」がデジタル放送に対応。ともに4月21日より発売され、店頭予想販売価格は、VL970/FGが305,000円前後、VX780/FDが465,000円前後。

VX780/FD

 これら2モデルでは、いずれも新設計の解像度1,680×1,050ドットの20型ワイド液晶ディスプレイが付属。デジタルチューナおよび暗号/復号化チップ、高画質回路などを液晶ディスプレイ側に内蔵しており、地上デジタル放送の視聴/録画が可能なほか、これまでWシリーズにのみ対応していた「ぱっと観テレビ」機能に対応する。

 パソコンとの接続には、表示用のDVIケーブルによる接続のほか、映像データの転送にPCI Expressベースの独自ケーブルの2本を接続する。

PC背面と液晶ディスプレイを接続する独自ケーブルは、他の端子類とは独立してディスプレイ下部から直出し。ケーブルのみを取り外すことはできず、端子形状も独自。独自形状を採用した理由については「セキュリティ上の理由から」としている

 ぱっと観テレビ機能は電源投入時、先にテレビのみを起動させてから裏でOSを起動させるため、起動後2秒前後でテレビ視聴が楽しめる機能。ただし録画を行なうにはOSの起動が完了している必要がある。またディスプレイ単体でのデジタル放送視聴は行なえない。OS起動後であれば、ほかの作業をしながらデジタル放送をウインドウ表示で視聴したり「さかのぼり録画」機能なども利用できる。

 VL970GBは、CPUにCeleron D 346(3.06GHz)、メモリ512MB、HDD 250GBを搭載。OSはWindows XP Media Center Edition 2005(MCE 2005)。VX780/FDは、CPUがPentium D 920(2.80GHz)、HDDは200GB×3台の計600GBを搭載する。メモリは1GB、OSはWindows XP Home Edition SP2。

 また、DVDスーパーマルチドライブを備え、コピーワンスコンテンツをDVD-RAMへムーブすることも可能。さらに、アナログチューナも内蔵し、付属のテレビ視聴ソフト「MediaGarage」および「SmartVision」により、録画が可能となっている。

 最大外形寸法と重量は、VL970/FGが290×397×343mm(幅×奥行き×高さ)で、約10.2kg、VX780/FDが188×508×405mm(同)で、約17kg。

 また、直販サイトNEC Direct限定のスリム型水冷デスクトップPC「VALUESTAR G」シリーズにも、デジタル放送対応モデル「タイプC」が用意され、20型ワイドモニタとの組み合わせで、デジタル放送の録画/視聴が可能となる。


■ 「VALUESTAR W」

 前モデル同様、液晶一体型のWシリーズでも4モデル中、上位3モデルがデジタル放送の視聴/録画に加えて、ぱっと観テレビ機能に対応する。VW970/FG及びVW900/FHには32型ワイド液晶、VW770/FGには20型ワイド液晶を備える。いずれも解像度は1,360×768ドットで、IPS方式の液晶パネルを採用する。

 VW970/FGとVW900/FHは4月21日、VW770/FGは4月14日から発売される。店頭予想価格はVW970/FGが44万円前後、VW900/FHは355,000円前後、VW770/FGは31万円前後。

 DVDスーパーマルチドライブを備え、コピーワンスコンテンツをDVD-RAMへムーブすることも可能となっている。デジタルとアナログの同時録画にも対応する。

VW970/FG、VW900/FH(外観はほぼ同じ) VW770/FG

 VW970/FGはPentium D 920(2.8GHz)を搭載し、HDDは400GB 2台で計800GB。メモリは1GBで、OSはWindows Media Center Edition 2005(MCE)。外形寸法は960×360×624mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約40kg。

 VW900/FHとVW770/FGは、CPUにCeleron 346(3.06GHz)、HDDは250GB 2台で計500GBを搭載、メモリは512MBで、OSはWindows Media Center Edition 2005(MCE)を備える。VW900/FHの外形寸法と重量はVW970/FGと同じ。VW770/FGはの外形寸法は702×360×527mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約31kg。

 また、今回のNECの新製品では、MCE 2005を搭載したモデルが増加。前述のデジタル放送対応モデルを含む、VALUESTAR W全4モデル及びVALUESTAR L全5モデル、VALUESTAR R全3モデルの全てのOSにMCEが採用されている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0604/1102.html
□製品情報(VALUESTAR Lシリーズ)
http://121ware.com/valuestar/l/
□製品情報(VALUESTAR Xシリーズ)
http://121ware.com/valuestar/x/
□製品情報(VALUESTAR Wシリーズ)
http://121ware.com/valuestar/w/
□関連記事
【2005年12月19日】NEC、デジタル放送のムーブ対応パソコン「VALUESTAR W」
-電源投入後、約2秒でデジタル放送が視聴可能
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20051219/nec.htm

( 2006年4月11日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright (c)2006 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.